ロカマドール聖堂 120mの石灰岩の断崖絶壁に張り付くように聖堂群が建てられている。 中世10世紀頃より、キリスト教信者がさらに信仰を深めるため、フランス4か所を廻って、スペインの東北部にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して巡礼が始まった。その地はイエス・キリストの弟子である殉教者聖ヤコブが没した。 巡礼の道4か所の中、このロカマドールもその一つである。その上聖母マリアの従者が生涯信仰に生きた聖アマドールの遺体が12世紀この聖堂の近くで保存良く見つかったと云う事で奇跡とさらなる信仰を求め、代々の国王をはじめ巡礼者が絶えなかったという。 写真 2 ロカマドールの名の由来はアマドールの岩山"ロック・デ・アマドール" 岩山の下には石材が掘りだされた大きな洞穴がある 3 12世紀聖域の中庭に描かれた受胎告知のフレスコ画、乾燥地帯だからだろうか、 綺麗に残っている。 すぐ横の礼拝堂には聖者によって彫られた名高い木彫りの「黒い母子像」が奉られている 4 巡礼者が膝だけで登ったと云うアーチ型の下に続く216段の階段と石畳 5 巡礼街道。狭い石畳の道沿いに家々がつらなっている。旅宿や店がある |