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神迎祭(かみむかえさい)
"2011年11月"
【出雲大社】

一般に旧暦10月を「神無月(かんなづき)」と言いますが、出雲では「神在月(かみありづき)」といいます。
全国の「八百万の神(やおよろずのかみ)」がここ出雲にあつまって縁組やいろいろの会議を行います。
今年の10月27日が旧暦10月1日でした。特に旧暦10月10日から10月26日までは幽玄で壮麗な 神事があり連日お祭りが行われます。
旧暦10月10日:神迎祭(かみむかえさい)
   10月11日〜17日:神在祭(かみありさい)、夜神楽祈祷
   10月17日:神等去出祭(からさでさい)
2011年11月5日(土)19時稲佐の浜で「八百万の神(やおよろずのかみ)」を迎える神事を見ることが出来ました。

記: 成本 ヒミカ  

11月5日神迎祭(かみむかえさい)
 稲佐の浜から出雲大社への約2km。
 神々を迎える御神火が焚かれ龍蛇(海蛇)様の先導で神籬(ひもろぎ)に迎えられた「八百万の神(やおよろずのかみ)」  に神官、参拝者がおともをして出雲大社までお迎えをする神事です。
 

[稲佐の浜の清めた斎場]

[神々を迎える御神火]

神在祭(かみありさい)
  出雲大社にお迎えした神々は7日間、十九社で宿泊し「上の宮(かみのみや)」にて   神議(会議)をされるといわれている。
ご縁を結ぶ会議
 上の宮(かみのきや)という会議所で、神事(幽事、かみごと)、神にすがる信者の   願い事、や国の政事など「神縁を結ぶ会議」である「神議り(かむはかり)」にかけて決定する。

[出雲大社拝殿]

神等去出祭(からさでさい)
 出雲大社のほかに「神在祭」が行われる神社 は  朝山神社(あさやま)、日御碕神社(ひのみさき)、万九千神社(まんくせん)の3社あります。
 参集された神々は最後に万九千神社に立ち寄られ、この地から帰路につかれます。
 また、稲佐の浜には「国引き」の島といわれる「弁天島」があります。

[お迎えの神官の行列]

[稲佐の浜の弁天島]


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