5日目 “アンコールワットの日の出” ホテル5:30出発。遺跡をシルエットに上る日の出はまた素晴らしいもの、昨夕の素晴らしい夕日を見るプノンパケンと共に観光スポット。 世界中の人が集まってカメラを構えている。 遺跡に腰掛けて見る贅沢さ。 それに較べてバスの途中見学した民家の人の生活は低いが自然の営みが感じられる。 NHKの“坂の上の雲”の明治時代前の日本の農村の生活に重ね合わさる。 あるスイス人が掘ってくれた2個の簡易ポンプは命の綱。 。 ヤシの蜜を煮詰めて作って、ヤシの葉でつつんだ固形砂糖や石鹸・織物などを売っている。 それらを買うのも協力の気持ちとツアーの人達は沢山買った。 午後も遺跡巡りが続く。 お巡りさんが警官バッジを私達に売りつけに来る。 これには協力できない。 裸足の子供が土産物をしつっこく売りに来る。 第2の見どころはよく写真で紹介される大木の根が石の建物を巻き込んでいるタプローム寺院である。 映画トゥームレイダーの撮影された所。 その怖ろしい迄の生命力。 樹の根を取り去れば建物が崩れる。 建物か自然か、発掘チームの悩むところ。 文字のない文化。 遺跡の壁の殆ど全面ににクメール文化の成立物語や宗教と権力の遍歴が掘り込まれている。 35歳のサンバンさんは確かな日本語で細かく歴史を語ってくれる。 その間に、寺院でお布施を受けるおばあさんの収入は寺への納付金とお巡りさんと自分で三等分するとか、ガイド認可として黄色シャツ、黒ズボン購入と年会費の個人負担の重さ、二年前一夫一妻制になったのはプミポン国王の後継者の甥が不倫をし、正妻から訴えられて法律を作った、自分の村に未だに10指で数えられぬ奥さんを持つ日本人の話など裏話が尽きない。 水牛車中止の代わりと日本のメンソレータム風の万能薬タイガ―バームたっぷりで足つぼマッサージとサービスは続く。 |
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カンボジア村内の高床式民家 新婚一児家庭 |
カンボジア アンコールトム寺院 |
タプローム寺院遺跡 遺跡保存か樹木保護か? |
アンコールトム入り口 数々の神像に守られている |