会員便り
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神社めぐり

 数年来、膝、腰の治療に通っている先生の奨めもあって歩くことにしました。
先生の助言で高槻市内の神社を回ることにしましたが、インターネットで見て貰うと市内に神社が48社あります。
 先ず家の近くから始めることにしました。
平成21年5月25日、郡家新町の「素盞鳴尊神社」ここは治療に通うバスの中から見えていたのでここから始めることにしました。
田んぼの真ん中にあってこじんまりとした静かなたたずまいです。
二礼二拍手一礼と正式の参拝をしました。ここから足を伸ばして清福寺町の阿久刀神社へ向かいます。
気候もよく川沿いの道をテクテク歩いて。先ず一日目は2か所、5147歩でした。
 次の日も出かけました。登美の里バス停まで歩き桜ヶ丘南町の「春日神社」へお参りしました。「八坂神社」「五百住神社」などいろんな名称が書いてあります。
 バスに乗って津の江の筑紫津神社へ。ここは町中、と言っても住宅の建て込んだ中にあってなかなか場所がわかりません。三度も聞いてやっと探し当てました。
 つづいて近くの「稲荷神社」へ向かいます。
ここはこんもりとした木立の深い淋しいところでした。ちょっと怖かったのですがお年寄りの方がお孫さんでしょうか小さい子供さんのお守りをしておられたので助かりました。6614歩。
 始めてみると48社回るんだと言う目標があって楽しく続けられそうでした。
5月3回7社、6月も3回7社、地図の上に赤マジックで歩いたところを入れながらそれが増える楽しみもありました。
7,8月の暑い盛りも午前中には帰ってこられるようにしました。
そして12月にはあと6社を残すのみとなりました。ありがたいことに私は市バスの無料乗車証をいただいているので、ほとんどそのお世話になりましたが、残りの6社は市内でも北の方の山手でバスが一日数回というところもあり、行きはよくても帰りがない。
数時間待たねばならないというところで、しかもそんなところは待合所もトイレもなし、近くに喫茶店など勿論ない。という状況で困ってしまいました。
タクシーで何ヶ所か回ってもらおうかとも考えましたが場所もよくわからないのでうまく行くかどうか。
窮状を察した先生が車で連れて行って下さることになり、12月中頃、比較的暖かい日に田能(2社)、二料鹿ヶ爪、杉生千ヶ谷、川久保の5社を参拝することが出来ました。
残り1社は萩谷の諏訪神社ですが、寒い季節になり年を越してしまいました。
 今年は何時までも寒い日がつづき、なかなか出かけるふんぎりがつかずとうとう。5月になり13日、最後の萩谷、諏訪神社へ向かいました。
富田駅前11時56分発、萩谷行きに乗り12時37分着、帰りのバスは13時35分です。
一時間で行って来られるか心配しながら歩き出します。
バスが来た道がそのまま登りになって続いています。
少し行くと左手の山側に神社らしいところが見えます。案外近くで拍子抜けの感じです。
石の鳥居を目指して少し坂を降り神社に到着。
最後の神社で感慨をこめて参拝しました。
鳥居の右手にある樹高30メートルという杉の木も仰ぎ、きれいな桐の花も見てバス停に戻りましたが、まだ時間は十分あります。
辺りには人っ子一人いません。
周囲の山や木立を眺めていると名を知らない小鳥が枝から枝へ飛び移っています。
バスが来ましたが乗客は私一人。
バスの運転士さんが話しかけてくれたので、神社巡りの話をしました。
やっと念願の48社を回り終えとても幸せな気分です。
文責 牧戸 富美子   

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