会員便り
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世界遺産“ナスカ展”
を鑑賞して

7月8日ナスカの音楽の魅力に惹かれた友達の誘いで、世界遺産「ナスカ展」を鑑賞する機会を得た。
土器に描かれた図柄は多彩で、動物や魚、農産物、信仰などテーマごとに展示されていす。
子どものミイラは瞳が残っているほど保存状態がよく、科学的調査の成果も示している。
色鮮やかな刺しゅうのマントや外科手術跡がある頭の骨など、高度な文化の一端に触れられる。
「ナスカの地上絵」それは古代世界が残した最大の謎です。
先端技術を駆使したバーチャルシアターでは、驚異の遊覧飛行でその地上絵を見ることが出来ます。
京都文化博物館 京都で好きな物の一つが京都府京都文化博物館の別館です。
この暑い夏でも天井の高い中央のホールに入ると涼しさを感じる。
別館は、日本銀行京都支店の建物で有ったが、昭和55年(1980) 京都府文化懇談会提言の主旨を生かし、平安建都1200年記念事業の一環として京都府京都文化博物館別館となった。
本館は鉄骨鉄筋コンクリート造で地上7階、地下1階建の建物で展覧会は本館で行われていた。
1階展示場案内

京都文化博物館別館

新館1階展示場案内

 ナスカ文化は紀元前後から7世紀ごろにかけてペルー南海岸地方に展開した。
謎に包まれたナスカ文化全体をテーマにした展覧会は日本では初めてという。
ナスカ人は、自分たちの生命は自然界の精霊の力の作用を受けていると信じていました。
その精霊を理解し、なだめる力を持つ者がシャーマンで、彼らは幻覚剤を用いて精霊を見ることが出来ると信じられていました。
シャーマンの儀式は音楽、踊り、飲酒を伴い、作物の植え付けや収穫、死者や首級の埋葬の時に行われていました。
右の楽師の土器は、膝に太鼓、口でサンホーニャを吹きいています。
ナスカ独特の音律の音楽が聞こえて来ませんか。

楽師

ペルー南部海岸の砂漠地帯は極端に乾燥した気候で、人間の遺体や副葬品は自然の力で一千年にわたって保存されてきました。
本展では、このミイラと、既に開梱され、保存状態の良い成人のミイラ 1体を紹介し、DNA、レントゲンなどの調査結果による、ミイラ最新研究を紹介します。
子どものミイラは、瞳が残っているほど保存状態がよく、科学的調査の成果も示している。
DNAの結果、ナスカ民族と日本民族は同じ系統の民族とのこと。
下のナスカ文化の土器は、戦闘で手に入れた敵の首級を儀式で使っているものと思います。
土器の中には首級の口から作物が芽生えている絵もあり、死と再生が表裏一体のものであり、循環してゆくというナスカ人の思想が表されています。

楽器を奏でる楽師

ポスター<BR

ペルーのナスカ高原にある地上絵。
これは世界7不思議の一つとも言われています。
1938年,当地の古代の用水路の調査をおこなっていたポール・コソックによって発見されました。
最初,地上からの調査で疑問を感じた彼は,飛行機で上空を飛びそれが何なのか確認しました。
この南北50キロの高原には地上からでは判別できない巨大な絵や図形が多数描かれて いのでした。
放射線状にのびる直線や,三角形,クモやはちどり等の動物をかたどった図形などが数多く確認されました。
この地上絵が何の為に描かれたのかいまだに謎となっています。

記 S.O       

首級

地上絵 ポスター

首級を持つ人物

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