会員便り
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”父を偲ぶ (法事)"
〜今幸せに暮らしていることがご先祖様への 供養〜

M.K     

法事
法事の仏間と掛け軸の父
父の25回忌の法要が実家で営まれました。
70代で亡くなった父は厳しかったが今はいい思い出になっている。
子供の頃、夏休みは子供四人の仕事の分担を表にして張り出していた。
庭掃除 家の中掃除 トイレ掃除など・・・・・・
遊びたい時代・・・皆要領よくやっていたが、時々雑なやり方と叱られて・・・
又夜寝る時は4人の子供が正座して「おやすみなさい」と言っていました。
それが当然と思っていた私達でした。
今も存命なら孫達やひ孫の成長を喜んでくれたでしょう〜〜

法要は何時も疎遠Iなっている親戚と会えるいい機会です。
ご先祖さんが集めてくださるのですね。
お坊さまのお話で・・・
「今生きてる人が幸せに暮らしていることがご先祖様への 一番の供養」だと。

お吸い物とお膳
叔父 従兄弟 姪 甥などに会って懐かしさで話は尽きませんでした。
母は8人姉弟 今は一番下の弟と二人だけ・・・
叔父は帰り際母と抱き合って泣いていました。
みんなもらい泣きでした。
とても別れがたく叔父は最後まで母の側にいました。
掛け軸は某画家に書いていただいた肖像がです。
最近は質素になりご馳走もありませんが、お吸い物だけは家で作るようです。
写真のようにお椀に、湯葉、とろろ昆布、おふ、ほうれん草、鶉卵、柚子、しいたけ、を入れてあとでおすまし汁を注ぎます。
全ての材料からお味がでて美味しいです。

父はお酒が好きで人が好きで何時も誰か夕食にきていました。
食料難で苦しい時でも家族以外に一緒に座って食べている人がいましたが 私達はそれを不思議とも思わず、歓迎してました。
「お酒の好きな父の法事ですから皆さんどうぞ沢山お酒を召し上がって下さい」と兄の挨拶があり皆様ゆっくりとたくさん召し上がってくださって、賑やかな宴会となりました。
父もきっと喜んでいてくれると思います。

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