わがまち紹介
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わがまち紹介
”「けさたんと会」 酒蔵見学”
【 その 1 】(概要)
平成19年2月4日(日)「けさたんと会」酒蔵見学会が開催されました。
「けさたんと会」は、高槻市富田町の商店会の会員みならず富田を愛する人の会です。
江戸時代の富田の酒造りは隆盛をきわめ、最盛期には24軒(29軒とも)もの造り酒屋があったと伝えられています。
その中心に位置したのが、清水市郎右衛門(屋号・紅屋)でした。
清水家は、関ヶ原の戦いのとき徳川軍に協力した功績で、凶作の時でも酒作りが許されるなどの特権的な酒造りの免許(由緒株)を与えられたといわれ、将軍御目見えも許される家柄となりました。
江戸の町にも知られた銘酒「富田酒」。
芭蕉の弟子、宝井其角(1661〜1707)の作と伝えられる、前後どちらから読んでも同じ回文(かいぶん)俳句がのこっています。
けさたんと のめやあやめの とんたさけ
この句にある「あやめ」とは、紅屋の酒の銘柄で、当時、江戸にまで知られた銘酒でした。
江戸時代中期以降、灘の酒造業の勃興に伴って、生産量は次第に縮小され、さすがの紅家も幕末頃には酒造りをやめてしまいました。
しかし、酒造りの伝統は、現在も受け継がれ、今も2軒の造り酒屋が富田の地酒を守り続けています。
前回は、清鶴酒造を紹介しましたが、今回は寿酒造の酒蔵見学をご紹介します。
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