会員便り
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”市政見聞会 報告”
高槻の歴史を語る

日時:平成18年7月11日(火)
場所:埋蔵文化財センター → 今城塚古墳
    → しろあと歴史館
主催:高槻市市民相談センター
 埋蔵文化財センターは、高槻市内の埋蔵文化財を調査し、整理・研究する施設として、南平台に昭和50年10月に開館した。
まず、入り口ロビーに時代順に貴重な文化財の一部を展示してあり、順に丁寧な説明を受ける。
2階の廊下にはところせましとパネルを展示し、整理室ではパズルの様な復元作業中であった。
文化財の調査は、ロマンを頭に描きながらの手間暇の作業の様です。
1階奥の部屋に埴輪祭祀場より出土して高床の家・人物・動物の埴輪が展示してあり大きな感動を得た。

S.O     


埋蔵文化財センター 整理室にて


今城塚古墳 埴輪祭祀場にて

 今城塚古墳は、531年に没した第26代継体天皇の真の陵墓と考えられ、古墳時代の大王陵としては唯一、淀川流域に築かれた古墳とのこと。
現在でもお墓は見つかっていないが、3種の石棺の破片が出てきているので、ロマン多い塚とのこと。
 今後の整備・公開に向けて平成9年から確認調査を行っており、古墳の規模をはじめ、のちの城砦や地震による変形の様子など、貴重な成果が得られています。なかでも平成13・14年度の調査で北側内堤からみつかった埴輪祭祀区(はにわ さいし く)は、大王陵での埴輪祭祀の実態を示すものとして、多くの埴輪が内堤の外側に有り驚いたとのこと。
現在は、整備工事を平成16年から7ヶ年計画で進められています。
埴輪祭祀場の想像図の様に、市民に親しまれる史跡公園として早く完成することを期待しています。
 しろあと歴史館は、高槻城三の丸跡の一画に建つ明るくモダンな建物。
2階の体験学習室で一般の説明を受け、1階の展示場の説明後、体験学習室での 高槻城の話は眠いながらも興味有る話で有った。
常設展示では「高槻城と人」「城下町のくらし」「人々のなりわいといとなみ」「淀川と舟運」「西国街道と芥川宿」の5つのコーナーからなり、順次説明を受ける。
歴史資料のほか、映像や模型などで紹介している。
開館が平成平成15年3月30日で979日目に10万人の来場者があったとのこと。(平均105人/日)
企画展示室では特別展(動物へのまなざし)を開催されていた。
特別企画の計画・実施は大変であろうが、市民の多くの方に親しんでリピータとして来館して貰う為に必要でしょう。

しろあと歴史館 常設展示場

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