会員便り
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母をたづねて100キロ

気候もよくなったので、母を姉妹で訪ねました。

母は大正2年生まれ、もうすぐ94歳
現在は耳が悪いだけで元気で兄夫婦と暮らしています。

週三回ディサービスに喜んで通って沢山の人の中で楽しんでいるようです。
母は兄弟が8人いました。戦死は三人 今は母と弟の二人だけ・・・・・
子供が8人もいて貧しかったと思いますが、母はどうしても勉強したくて師範学校に行きたいと親に懇願してやっと許されて、親元を離れ寄宿舎(現在の若い人にはわからないでしょうね)に入り勉強して念願の先生に。

学校に勤めそこで父と知り合い結婚しました。
恋愛時代は教え子が二人のちょうちん持ち(笑)をしてくれたそうです。
父が手紙を書き生徒に渡して、母に届けてもらう〜〜〜(今ではとても考えられない話)
このエピソードは教え子の方々が私に教えてくださって、両親のほほえましい話に嬉しかった!!!
(でも父は私達姉妹の恋愛に対しては厳しかった)
父亡き後母は健康で幸せに暮らして私達も喜んでます。

母を見ていて長寿の秘訣は

  腹六分目(魚と野菜) いつも本を読んでいる。  手紙を書く。  俳句。
  適当に体を動かしている。 間食は余りしない。 プラス思考。 家族を大事にする。
以上のようななんでもないことですが、今振り返るとこれら全てが長寿の秘訣に当てはまるように思います。
ディサービスでも車椅子の方やいろんな所の悪い方が多い中、高齢の母は全て自分で出来るため、母は幸せと感じていて、又教え子さんたちがボランテアで来て下さり、今でも先生と呼んでくださり、嬉しいのかもしれません。 もうすぐ兄が70歳になりますが、母が健在なのは嬉しい限りです。

M.K     

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