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“高槻市内の神社めぐり”

 数年来、足、腰の治療に通っている先生のお勧めもあって歩くことにし、高槻市内の神社を回ることにしました。
素盞鳴尊神社
大阪神社庁の資料では高槻市内に、神社が48社あります。先ず「素盞鳴尊神社」、治療に通うバスの中から見えていたので、ここから始めることにしました。
田んぼの真ん中にあって、こじんまりした静かなたたずまいです。二礼二拍手一礼の正式参拝をしました。
ここから足を伸ばして清福寺町の阿久刀神社へ向かいます。気候もよく川沿いの道をテクテク歩いて。先ず一日目は2か所5147歩でした。
 次の日も出かけました。登美の里バス停まで歩き、桜ヶ丘南町の「春日神社」へお参りしました。「八坂神社」「五百住神社」などいろんな名前が書いてあります。
バスに乗って津の江の「筑紫津神社」へ。ここは町中、といっても住宅の建てこんだ中にあって、なかなか場所がわかりません。三度も聞いてやっと探し当てました。
阿久刀神社
続いて近くの「稲荷神社」へ向かいます。こんもりとした木立の淋しいところでした。ちよっと怖かったのですが、お年寄りの方が子供さんのお守りをしておられたので助かりました。6614歩。
 始めて見ると48社回るんだという目標があって楽しく続けられそうでした。5月4回7社、6月3回7社、地図の上に赤マジックで歩いたところを入れながら、それがふえるのが楽しみでした。7.8月の暑い盛りも午前中には帰ってこられるようにしました。  そして12月にはあと6社を残すのみとなりましたが、この6社は市内でも北の方の山手で、バスが1日数回というところもあり、行きはよくても帰りがない。数時間待たねばならないというところで、そんなところは待合所もとトイレもない。近くに喫茶店など勿論ない。困っていると、主治医の先生が車で、田能(2社)、二料鹿ヶ爪,杉生千ヶ谷、川久保の5社へ連れて行ってくださいました。残り1社は萩谷「諏訪神社」ですが、寒くなり年を越してしまいました。
 春になってしまいましたが、最後の萩谷へ向かいます。バス停につくと帰りのバスまで1時間ほどです。バスの来た道がそのまま登りになって続いています。少し行くと左手の山側に神社らしいところが見えます。案外近くで拍子抜けの感じです。石の鳥居を目指して坂を下り、「諏訪神社」に到着。最後のお宮で感慨を込めて参拝しました、鳥居の右手にある樹高30メートルという杉の木も仰ぎ、綺麗な桐の花も見てバス停に戻りました。まだ時間は十分あります。辺りには人っ子一人いません。周囲の山や木立を眺めていると、名を知らない小鳥が枝から枝へ飛び移っています。バスが来ましたが乗客は私1人。やっと念願の48社を巡り終えとても幸せな気分でした。お陰さまで膝の方はすっかり快くなり、主治医の先生とお世話になった高槻市バスさまに感謝しています。
私は考えられないくらいの方向音痴で、神社めぐりのときも、地図で調べて行くのですが、必ず道に迷い、その度に近くの方に尋ね尋ねてお世話になりました。カーナビを使おうかと思ったら、カーナビにはバス停は出ていません。 今なら市のウオーキングアプリを使って道に迷うこともなかったでしょうね。ありがたいことに私は市バスの無料乗車証をいただいているので、ほとんどそのお世話になりました。心から感謝しています。
一つの希望は各神社に社の由緒、来歴などが書いてあればいいのになと思いました。(中には書いてあるところも少しはありました)

   2016年1月20日
文責 牧戸 富貴子            
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