蛍は高槻の自慢のひとつです
今回は私が番外編で近場の上ノ口の蛍の見どころを「VG槻輪有志」と「清水コミセンの書道教室有志」のコラボで企画しました。 最近の異常気象や芥川上流の山や川や水質の変化で蛍が現われてくれるか、天候はどうか等々こわごわでした。 夕闇が迫り、ついに足元に懐中電灯を差し向けようかとした時、樹の間にふわふわと飛ぶ光が見えました。 感激の一瞬です。 呼びかけ人としてほっとした瞬間でもありました。 眼が暗闇に馴れてくると、"あそこにほら!" "ここにも" ・・・と子ども時代に戻ったような晴れやかな声が聞こえてきます。 真っ暗な河原に降りることを躊躇っていた人も無理やり手を取られ、一歩づつこわごわ降りた甲斐あって、蛍の舞う幻想の世界に浸る事が出来ました。 蛍の光で勉学に勤しむなんて全く野暮な例えです。 あのゆったりとした飛び方と点滅間隔と色調は人工では作れない貴重なものです。 中学校時代、理科の先生が蛍のように熱のない明るさを作り出せばノーベル賞ものだよと生徒を鼓舞したことを思い出しました。
毎月のわがまち紹介で細かい気配りをしてくださる苦労もわかりました。 これからもできる限り各所の自慢処を見て、聞いて、人生豊かに生きていきたいものです。
2017年7月13日 |