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高槻市防災講演会
防災意識の向上
1. テーマ :「防災意識の向上」について
2. 講 師 ;北淡震災記念公園 野島断層保存館 震災の語り部 城本 正守 氏
3. 日 時 ;平成18年1月14日(土曜日)PM2:00〜4:00
4. 場 所 ;高槻市生涯学習センター多目的ホール
5. 目 的 ;阪神・淡路大震災の発生した平成7年1月17日から11年が過ぎようとしています。
@ あの時のような大規模な災害が発生した時に、住民・ボランティア・行政が連携し、機能的に活動するにはどうしたらよいのでしょう?。
A 安全・安心な災害に強いまちづくりを実現するためには、日頃からどのような取り組みを行っていけばよいのでしょう?。
B 先の震災の教訓を風化させることのないように。
6.概 要 :最初に震災後のビデオ放映後講演が行われた。主な内容を列記します。
1)台風や地震などの自然災害は避けられないが、被害を最小にするために日頃の心がけと対策が必要。
危険意識を常に持ち・・・遠回りでも安全な通路を。
2)一生には、2〜3度の大きな災害に合うのではないか。
講師は、戦争の悲惨な遭遇と今回の阪神・淡路大震災を経験した。
3)地震の発生時の状況。
最初異様な音がした → 大きな上下動 3回 → 横揺れ (18cm)
動ける状況ではない。
地震が来たら、ガスや電源を切れと言われるが、震源地では人は動けない。
4)人の救助に最初に役にたったのは、大きな機材でなく、ノコギリやスコップだった。
5)北淡町被害状況
@死者39名、A北淡町では、3,700家屋の内、1,020家屋が完全に崩壊、1,700家屋が半崩壊。
6)なぜ死者が少なかったか。
@ 冬場の早朝で就眠中であった。
A 火(炊事)を使い前の時間だった。
B それ以上に重要な事は、隣近所のつき合いの良さ・人の仲が良い。
(家族構成・家族の人数の把握が出来ていた)
C 対策本部がすぐ立ち上げられた。・・・46分後対策本部設立
対策本部(行政・自主消防団・自治会・福祉委員・等)
夕方4時には行方不明者なしの宣言が出来た。
7)避難生活・仮設住宅での注意
@ 老人ほど気まま・・・共同生活が出来るように
A 独居老人は、2人以上で生活する。・・・孤独死が今まで:0
8)初期救助活動
初期救助活動は、隣近所の救助活動・・・生死を分ける。
北淡町では、消防団・自治会の活動が良かった。
独居老人のリストを消防と警察に届けて置いた。(福祉委員会)
9)立ち直り・・・気力
震災後、崩壊した自分の家を見て、虚脱状態何も出来ない。
11年たっても脱出出来ない人がいる・・・仮設住宅から出られない。
(心のケアーをして速く脱出出来るようにする必要がある)
10)その他
@非常に持ち出し品で、携帯ラジオは大事。
A家の耐震診断をして、自分の家に安心の心を持って住む。
B対策本部に不要な電話をしない。
Cボランテアイ活動の方が、救援物資の受け付・仕分け・配布までしてくれた。
11)震災の風化
パニック状態にならないように、震災の経験を後世に伝え、何時も心構えが大切。
淡路高校の学生が、聞いた事をビデオや紙芝居にして伝える活動をしている。
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