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第21回 交流サロン報告
“高槻市の歴史を学ぶ”(その 1/2)

1. テーマ :“高槻市の歴史を学ぶ”
2. 講 師 ;高槻市文化財課 しろあと歴史館事務長 兼歴史民族資料館長 竹下 守雄氏
3. 日 時 ;平成17年12月3日(土曜日)PM1:30〜3:30
4. 場 所 ;高槻市市民公益活動サポートセンター会議室
5. 目 的 ;  高槻市の歴史ある多くの遺跡・社寺・名勝等の背景を理解し、毎日の生活に潤いを持ち、その時代と場所に自分を置き、現在のいろいなことを考えてみる ことも必要ではないかと思います。そして、高槻市の歴史知識を深め、住みよ いまちづくりに協力できればと計画されました。
講演内容
1.人間の生活において、社会的なつながりと時間的なつながりが必要ではないか。
社会的なつながりとしては、縦のつながりと横のつながりがある。
横のつながりには、ボランテアイ活動的なつながり。
時間的なつながりとは、知的なつながりであり、歴史的なつながりではないか。
歴史を学ぶことは未来につながって行く。
炊飯器の歴史を見てみると。
  釜戸の釜→電気釜→ジャー付き電気釜→?
2.まちには顔が必要ではないか
高槻市の顔は何か。・・・全国的な顔はあるのか。
    ○ベットタウン、 ○大阪と京都の中間点(一通過の町か)
    ○高槻の遺跡は、山間部と平野部の中央の集中している。
    ○西国街道と平行している。・・・分散型博物館が良いのでは。
3.文化財保護法
1950年文化財を保存し、且つ、その活用を図り、もつて国民の文化的向上に資するとともに、世界文化の進歩に貢献することを目的とすて設立された。
文化財には、下記がある。
1)「有形文化財」:建造物、絵画、彫刻、工芸品、書跡、典籍、古文書その他の有形の文化的所産
2)「無形文化財」:演劇、音楽、工芸技術その他の無形の文化的所在
3)「民俗文化財」:衣食住、生業、信仰、年中行事等に関する風俗慣習、民俗芸能、民俗技術など
4)「記念物」:貝づか、古墳、都城跡、城跡、旧宅その他の遺跡など
5)「文化的景観」:地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観など
6)「伝統的建造物群」:周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群
4.文化財愛護シンボルマーク
 文化財愛護シンボルマークは,文化財愛護運動を全国に推し進めるための旗じるしとして,1966年(昭和41年)5月に定められたものです。
 このシンボルマークは,ひろげた両手の手のひらのパターンによって,日本建築の重要な要素である斗きょう(ときょう=組みもの)のイメージを表し,これを三つ重ねることにより,文化財という民族の遺産を過去,現在,未来にわたり永遠に伝承してゆくという愛護精神を象徴したものです。

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