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千人で運ぶ大王の石棺

千人で運ぶ大王の石棺
平成17年8月28日(日)史跡今城塚古墳 特別会場で行われた。
 最初に0.8tの小修羅(しゅら)に3tの棺蓋を乗せて、川西小1〜6年生が引く。
その後で2tの大修羅に4tの棺本体を乗せて郡家小4〜6年生の生徒が引いています。
最後には、本体に蓋を乗せ9tもあるものを一般参加者も入り引いて行きました。
大成功でした!!

 石棺は、7月24日九州宇土を手漕ぎ船、古代船「海王」で、約860km を約1ヶ月をかけて大阪まで到着しました。
石棺は、宇土産の阿蘇ピンク石で復元された石棺です。石棺は、台船(筏船)「火の国」に積み、復元古代船「海王」で曳航してきたのです。
海王は、18人のこぎ手で延べ770人が交代して来たとのこと。
大イベントも大成功でした。
 放送本部と観客
放送本部は、会場の中央に有り専門の先生の解説も加え、楽しいイベントを一層盛り上げていました。

 修羅(しゅら)
重量物を運ぶのに用いられた木ゾリで、二股になった巨木を利用している。
石棺の本体と一緒に九州から運ばれて来ました。
「修羅」という呼び名について16世紀前半に書かれた事典に、大石(帝釈)を動かすのは修羅(阿修羅)しかないと説明されている。
 特別会場は今城塚埴輪祭祀場の東側に設営されていました。
埴輪祭祀場は、引き手の待機場で引き手出演者で一杯で観客の通る道も無いくらい。
観客数が多く見学出来ない程でした。
埴輪祭祀場には、多くの埴輪も展示されていました。

 平安女学院大学の和太鼓部の太鼓、横笛、鉦のダイナミックな演奏が行われた。
彼女達には、舞台が狭く見えました。

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