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1月 活動報告
新春歴史の集い
淀川・筑紫津と今城塚古墳の謎を追う
話題提供者:大阪歴史懇談会会員 堀 孝
開 催 日:平成17年1月9日
場 所:高槻市立総合市民交流センター
おとそ気分の抜けない、9日の日曜日に
淀川以北最大の前方後円墳である史跡今城塚古墳に埋葬されている大王は誰なのか?
この疑問に対しては、今日では6世紀前半の継体大王(天皇)陵墓であることが学術的には定説となっています。
平成15年までの調査で埴輪祭祀場から136点余の、我が国史上初の巨大埴輪郡がこの高槻の地にある今城塚古墳から発掘されて俄然全国的な話題となりました。
特に、NHKによる「大王陵発掘!巨大はにわと継体天皇の謎 」の放映は、1500年前の大王の支配力と、大衆の暮らしの一端が眼面に浮かんで来る思いがしたものです。
古代の大王の大王達が淀川を行き来し、ほとりに都を置きし時代に思いを馳せ、高槻の中心を貫流し、淀川に注ぐ芥川、その上流にあり今城塚古墳に最も近くの川港と目されれる筑紫津(現津之江の村神に「筑紫津神社」あり)と今城塚古墳との謎を地理的に追っていこうとするものです。
古墳の造成時竣工後の祭祀時などの物流・人々の流れの質・量・コース・手段は?・・・
諸資料を説明し立証された。