わがまち紹介
目次へ|戻る次へ
令和5年11月 わがまち紹介
長岡京市 西国街道の史跡見学・散策及び
有形文化財「中野家住宅」・「旧石田家住宅」訪問・見学【報告】
月  日 2023年11月16日(木曜日)
集合場所 阪急西山天王山駅 東改札出口 集合
訪問先 長岡京の西国街道史跡見学・散策及び国の有形文化財「旧石田家住宅」座敷の間で町家特製料理を頂く

 11月16日は、秋晴れでウォーキングに最適な天気でした。
定刻前に全員、阪急西山天王山駅改札を出て高速道路下の広場で、「長岡市観光おもてなしマップ」を配布し、「馬の池・硲遺跡公園」を確認し、黄色で表示された「西国街道」の「中野家住宅」・「立命館中・高学校」・「伝与市兵衛の墓」・「旧石田家住宅(神足ふれあい町家)」・「神足石仏群」・「JR長岡京駅」を確認し出発しました。
 西山天王山駅は、2013年12月21日に開業した阪急電鉄京都線の新駅です。
長岡京市と阪急電鉄では、京都縦貫自動車道の長岡京インターチェンジに隣接した箇所に新駅ならびに都市基盤施設を整備しています。
調子馬ノ池公園
調子馬ノ池公
 調子馬ノ池公園は、京都縦貫自動車道や阪急西山天王山駅の開業に伴い整備した公園です。
調子八角交差点の東側の高架下にある公園で、阪急西山天王山駅の東口から歩いてすぐの所です。
 調子馬ノ池公園には、かつての馬ノ池を再現したため池があります。
地下水100%の水道水供給施設やため池があります。
 この地下水は、多くに市民に提供している天然水です。
馬ノ池公園から約800m西にサントリー(天然水のビール工場)京都工場があります。
中野家住宅
中野家住宅
 馬ノ池公園から西国街道を約400m進むと中野家住宅が有ります。
中野家住宅は、調子地区の旧西国街道沿いに位置し古い街道筋の面影を今に伝えている貴重な建物として2010年9月に国の有形登録文化財に登録されました。
なかの邸は、障がい者支援団体である「一般社団法人暮らしランプ」が運営しています。
2017年、長岡京市から中野家住宅を活用するプロポーザルに選ばれ、なかの邸のプロジェクトは始まりました。
一般的に障がい者の就労は、日中が多いのが現状です。
しかし、社会には障がいの特性や生活リズムなどの関係で、夜間に就労を希望しながら働く場所がない人たちがいます。
 中野家が代々大切に保管されていいた調度品を使い「おばんざい」料理が提供されます。
調子八角
調子八角道標
 中野家は、調子地区にあります。
調子八角とは、「調子」はかつて平安時代にこの地域を治めていた地方豪族「調子氏」の一族に因む名のようです。
「八角」は、かつてこのあたりに「八角堂」があったと伝わっています。
神足石仏群
神足石仏群
 神足と古市の共同墓地にあります。
右手には六地蔵、左手には五王像があります。
いずれも江戸時代末期のもので花崗岩製との事です。
石仏群は、死後の恐怖から逃れようとする、庶民信仰から作られた様です。
旧石田家住宅
旧石田家住宅
 中野家住宅から約1km北に進むと、旧石田家住宅(神足ふれいあい町家)が有ります。
歴史西国街道に面して建つこの住宅は、切妻造で三面に庇をまわし、表構えに格子と出格子を並べ、大屋根の下の白壁に2か所の虫籠窓(むしこまど)が開いています。
間口が広く田の字形の間取りは、京の町家と違い、農村風で独特の風情があります。
この住宅は、店舗と住まいを兼ねた町家で、町家独特の風情をもち、古い街道筋の面影を今に伝えています。
平成12年10月に規模が大きく、江戸時代末期の町家建築の基準となるものとして国登録有形文化財に登録されました。
玄関を入ると、通り庭が奥に続き、煙だしや六寸角の大黒柱、繊細な細工を施した座敷等が往時のまま残されています。
この住宅は、神足村の旧家岡本家一族の商家で、江戸時代には「紙屋清兵衛」と、いう屋号で和紙などを商っていたようです。
明治以降、町医者などに利用されていたものを、後年になって石田家が購入。
平成15年長岡京市が取得し、「神足ふれあい町家」として整備されました。
神足ふれいあい町家
旧石田家住宅
お庭の見えるお座敷で親睦昼食会
 「旧石田家住宅」は、長岡京市が購入し「長岡京市立神足ふれあい町家」として活用しています。
建てられてから170年以上経つという様々な人の手に渡り、最後に所有していたのがお茶屋さんを営んでいた石田家だった。
今も玄関前に残された「茶」の看板がその頃の面影を残しています。
そんな歴史ある建物でありながら、今では市民の方々に広く公開されています。
長岡京市民なら、レンタルスペースとして広間を使えます。
またこの施設では障がい者の方が働かれていて、障がい者の方が作られたおしゃれな作品も販売しています。
旧石田家住宅
お庭で記念写真
このページの先頭へ戻る