わがまち紹介
目次へ|戻る次へ
令和5年6月 わがまち紹介
旧石器時代から食材を提供してきた寝屋川市
萱島神社参拝と友呂岐緑地
ウォーキング・散策【報告】

その2/2(6月わが街紹介の感想)

歴史を感じる
水路を巡る

記:奥田 美智子

中之島等で活躍する
屋方船
 6月の「わがまち紹介」は淀川を挟んで、となり街、寝屋川市の散策でした。
 「野崎参りは屋形船で参ろう」と歌にもなるほど水路をにぎわせた地域が今の寝屋川市です。
 水に親しんだ歴史のロマンの散策の始まりです。
 JR茨木駅から京阪バスで寝屋川市駅まで行き、京阪電鉄で一駅乗り萱島駅で下車、萱島駅の高架下にある萱島神社の神木である楠(樹齢700年)を見上げ、神社へと足を運びました。
小さな神社で、祭神は菅原道真公、豊受大神および萱島開拓の祖神を祀っているとのことです。
萱島神社の由緒と
大楠の記念碑
 この地域一帯は「萱島流作新田」と呼ばれる開拓新田であったようです。
 萱島駅が建築される折、川の上に建設されるので木を切ることを提案されましたが、地元の反対等がありこのご神木を残し囲む形で現在の駅が建設されました。
 樹齢700年の大切な木を守れて良かったと思いました。
 私たちより遥か昔より大地に根付いている生命を粗末に扱うことは、人間の慢心とも言えます。
寝屋川と水路の間の土手
整備された歩道
 神社横の川を東へと進みながら、植えられた花々や鳥たちが運んできた種などから自然に成長した木や花に声をかけながら足を進めました。
 この地域は様々な水路があり天井川である寝屋川洪水から村や田を守ってきたとのことです。
 所々に雨水をためる池もあり、人々の知恵が垣間に見えた気が致します。
友呂岐緑地
新緑の櫻の木の下の散策路
 特に新寝屋川八景に選ばれる友呂岐悪水路と二十箇所用水路の統廃合で出来た緑地は、昭和49年に市民の安らぎと憩いの場として生まれ変わったようです。
 見事なサクラは350本もあり、ケヤキ並木も立派に成長しておりました。
訪れた人々が利用することができる遊戯施設・健康遊具や親水施設も設置されていました。
そして、この緑地に昔生活の中で使われ水路を行き来していた三枚板船(船底が3枚の板で、できていたためこの名前になったようです)が展示されています。
 洪水などで浸水した際にも生活ができるように各家庭の軒下にあったようです。
高槻市の淀川沿いの地域でも見たことがあります。
平坦な道の散策でしたが、思ったより私には長い距離のように感じました。
雨が少し降ってきたこともあり寝屋川駅近くの「がんこ」で昼食を頂き帰路につきました。
史跡「三枚船」
水運の“まち”であった名乗り
 今回の寝屋川市へは、バスで行き来しましたが、途中若者が大勢乗って来られてビックリ! 摂南大学の方々でした。
立派な大学でしたがこのバス路線にあることは知りませんでした。
若い方々は、やはりパワーがあると感じました。
 「わがまち紹介」の散策は、知らない街から少し進み、行ったことがある街になり、親しんだ分だけで好きになれます。
 嬉しい散策、楽しい散策をこれからもよろしくお願いします。
 皆様、お疲れ様でした。
このページの先頭へ戻る