わがまち紹介
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令和2年11月 わがまち紹介
京都で必ず訪れたいまち
東山区祇園
八坂神社参拝と漢字ミュージアム訪問
月  日 2020年11月19日(木)
集合場所 阪急京都河原町駅東改札出口に集合
訪問先 漢字ミュージアム
晩秋の晴天の11月19日、阪急京都河原町駅東改札出口に全員集合し、まず八坂神社に参拝してから、11時開館の漢字ミュージアムに入館し見学しました。
11月に入り急に気温と湿度が低くなると同時に全国で「新型コロナウイルスの第3波」と言われる様に感染者が急増し、5人以上の会食を自粛するよう指導もありました。漢字ミュージアム見学後、祇園を良く知っている方も多く、分かれて昼食をとることにしました。
八坂神社
 
八坂神社は、斉明天皇2年(656)に高麗より来朝した使節の伊利之(いりし)が新羅国の牛頭山に座した素戔嗚尊を山城国愛宕郡八坂郷の地に奉斎したことに始まるという。明治維新まで祇園社または感神院と称しこの地区を祇園と言う。現在の八坂神社は明治以前は祇園社(ぎおんしゃ)と称し、鴨川一帯までの広大な境内地を保有していたため、この界隈のことを祇園と言います。
また、貞観11年(869)疫病流行の際、祇園社の神にお祈りして始まったのが祇園祭です。
 
今年は新型コロナウイルスの事態を受けて、「茅の輪くぐり」が例外的に3月から設置されています。今回参加者各人が一礼して8の字くぐり「心身を清め災厄を祓い、無病息災を祈願」しました。
平安時代には二十二社の一に数えられ、朝廷からも厚く崇敬された。現在ではこの神を祀る神社は三千余社に及びます。
 
高槻市郡家新町の素盞嗚尊神社は、創建の年月は不詳であるが、古くは神郡社(かみこおりのやしろ)と称した。今でも、神社境内入り口の鳥居には「神郡社」と書かれた額が架かっています。

漢字ミュージアム
 
京都府京都市東山区祇園町南側にある漢字をテーマとした博物館および図書館です。
平成28年6月公益財団法人日本漢字能力検定協会により開設されました。
平成23年に閉校した京都市立弥栄中学校の前は番組小学校で、その跡地に建設されたものです。
日本全国に先駆けて出来た番組小学校の教育が目指したもの、そのこころを引き継いだものを大切にしていこうという意図を持っています。
※番組小学校
明治初期住民自治組織の町組というものが存在し、番号が付けられて「番組」と呼ばれるようになりました。その「番組」を元に「番組小学校」が創られた。
漢字ミュージアムは、漢字をただ見るだけでなく、触れたり、学んだり、楽しんだりできる展示で、世界に向けても発信し、漢字の普及を目指す施設です。
日本でもここにしかない色んな漢字に出会える展示があります。
 
館内は明るく清潔で幅広い年齢層の方が楽しめるようになっています。
1階は過去の「今年の漢字」の大書が展示されています。シアターや「漢字歴史絵巻」などを解りやすく展示しています。
 
2階は20ブース以上の展示があり、タッチパネルのゲームやマグネットボードなど、手を動かして遊びながら漢字に親しめます。日本語や漢字についての閲覧できる図書室もあります。
日本最大の漢字辞典『大漢和辞典』に収録されている漢字5万字をあしらったタワーも見どころです。巨大湯のみに入って記念撮影できるスポットもあります。
館内にはミュージアムショップと「京都祇園祭ぎゃらりぃ」もあります。

京都独特の風情ある 祇園の散策路
京都には多くの散策路がありますが、11月「わがまち紹介」で祇園の「漢字ミュージアム」を見学し、昼食後祇園特有の風情ある町並みを散策することにしました。
切り通り
祇園の「切り通り」は、四条通りから白川南通りまでのわずか150m程度の小道です。
寛文年間(1661〜73)公許の郭として正式に開かれた祇園町の内外六町を横断する為、花街として、もっとも栄えた通りの一つでした。戦後になると、それが災いして廃業したお茶屋跡にビルが乱立し現在はビルの間に京町屋が挟まって建っているという通りです。しかしながら、祇園の中では比較的古い通りですので、現存するお茶屋や置屋、料理屋は歴史のある所が多くあり、京の鯖寿司の「いづう」などその一つです。
夜の賑わいは昔と変わらず続いているようで、今回昼食をとった「京都拉麺信長 祇園店」では、11月から午前3時まで営業しているとの事でした。
 
末吉町通りを過ぎると、白川南通りへ至る僅か20mの部分は急に 大人3人が並ぶのがやっとの狭路となり、通りの風景が一変します。アスファルト道路が石畳となり、格子窓と犬矢来の美しい京町屋がならんだ素晴らしい景観となります。ここに来るといつも着物姿の方が多く散策しています。
巽橋あたりは映画やCM撮影のメッカでご覧になった方も多くおられると思います。
巽橋を渡ると「辰巳大明神」があり、地域の人々の信仰を集めています。
 
白川南通は、祇園・白川沿いの京情緒あふれる散策路です。石畳の道にお茶屋が立ち並ぶ風情のある通りで、一筋北の新橋通とともに、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。明治の歌人吉井勇の「かにかくに碑」もこの通りにあります。
 
お茶屋が多いことから芸舞妓さんを多く見かけます。
この通りは観光人力車も多く通ります。
また、桜のシーズンには、ライトアップもされ、「京都の桜」を楽しめます。
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