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平成30年9月 わがまち紹介 下町情緒のある住みやすさは抜群のまち 大阪音楽大学音楽メディアセンター 楽器資料館見学 豊中市庄内幸町 |
月 日 | 平成30年9月15日(土) | ||||||||||
集合場所 | 阪急庄内駅 改札出口 | 訪問先 | 大阪音楽大学音楽メディアセンター 楽器資料館 | ||||||||
6月18日に北摂地域を震源とする震度6弱の地震が襲い、その後7〜8月と梅雨前線が停滞し大雨に襲われ、9月4日には台風21号が大阪地方を直撃しました。 地震で緩んだ、屋根瓦を吹き飛ばし、ベランダや駐輪・駐車場の屋根を吹き飛ばすなど被害のない家は無いくらいの大災害が発生しました。 このような時期(15日)に、多くの方が阪急庄内駅に集合し、大阪音楽大学楽器資料館を訪問しました。 資料館では、大阪音楽大学音楽資料館の学芸員大梶晴彦先生に、本当に長時間、わかり易く説明をして頂きました。 有難う御座いました。
雅楽(ががく)は、日本で花開いた伝統的な音楽の一つで、世界最古のオーケストラと言われます。 宮内庁式部職楽部に伝わる日本の雅楽は、重要無形文化財でユネスコの無形文化遺産に指定されています。 雅楽では笙(しょう)などの管楽器、琵琶(びわ)などの弦楽器、太鼓などの打楽器が使われます。 それらのリズムを合わせるために鞨鼓(かっこ)は細いバチで打ち、楽曲のリズムを誘導する指揮者の役目を担います。 打楽器を打って拍子を取ることを現在の「打ち合わせ」の語源と言われ、打ち合わせは「物事がうまく合うようにする」といった意味になります。 言葉には、音楽のことばが語源になっているものが多いと説明がありました。 調べてみると本当に多いです。 二の句が継げない(言うべき次の言葉が出てこない)、音頭を取る(その口火を切る)、頭取(頭に立つ人)、図に乗る(つけあがっていい気になる)など等です。 ピアノのある部屋では、それぞれ時代別の(時間の都合で代表の3台)ピアノで、モーツァルトらが創作活動を行った時代様式のオリジナルピアノを演奏して聴かせて頂きました。 最初の計画では、説明を1時間の予定でしたが、先生が1時間半に延長して下さいました。 でも全然足りないくらい楽しい時間でした。
大阪市淀川区の北側を流れる神崎川に接し、東を天竺川、西を旧猪名川に挟まれた平坦な一帯です。 庄内駅前付近では多くの道が大変狭く、駐輪の多さもさることながら1.5車線程度しかない道に無理矢理割り込んでくるクルマが後を絶たないため、これまた多い歩行者・自転車とで空間を奪い合っている庶民的なまちです。 服部と隣接する北部は概ね住宅地。オペラハウスを持つ大阪音楽大学やローズ文化ホールもあり、ややゆったりした雰囲気が有ります。 大阪音楽大学 明治39年東京音楽学校出身の永井幸次が大阪府立清水谷高等女学校(現・大阪府立清水谷高等学校)に赴任され、在職中に計21回の音楽会を開いたほか、大阪市内の小学校教諭らと勉強会「七声会」を結成し、大阪における音楽教育の中心人物の一人として活動された。 大正4年永井幸次先生が「新音楽新歌劇ノ発生地タラン」と大阪音楽学校を創立されました。 その理念を脈々と受け継いで、今では大学、短大、大学院を擁した関西唯一の音楽単科大学です。 クラシックだけでなくジャズ、ポピュラー、邦楽といった専攻・コースを設けるなど、一人ひとりの個性と時代のニーズに応えた教育を行っておられます。
昭和42年4月に楽器資料室開設。 平成14年4月に音楽研究所・楽器博物館を統合して音楽博物館となる。 平成29年4月に100周年記念館の3階に移転し、大阪音楽大学音楽メディアセンター 楽器資料館として生まれ変わりました。 大阪音楽大学の教育施設の一環として、授業や研究に教室として活用されています。 所蔵楽器など約二千点のうち、千四百点を常設展示しています。 また、楽器に関する書籍も閲覧できます。 展示室は日本の伝統楽器、ヨーロッパの楽器、世界各地域の楽器を3つの部屋に展示しています。
数々の伝統音楽・芸能に用いられる楽器の展示は、わが国屈指の規模を誇ります。 雅楽、能楽、琵琶、近世邦楽の箏、三味線、胡弓、尺八、また祈りの場や芸能に用いる音具などを一堂に見ることができます。 日本の伝統工芸である象嵌、螺鈿、蒔絵など楽器に施された精緻な装飾を楽しむこともできます。 大阪音楽大学建学の精神に基づき、日本の音楽文化資産を大阪の地から世界に発信しています。
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