わがまち紹介
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平成27年12月 わがまち紹介
“阪急電鉄の社名が付いたまち”
阪急正雀(その1/2)

月  日 平成27年12月17日(木)
集合場所 阪急正雀駅改札出口
訪問先 阪急正雀工場
順路 阪急正雀駅 → 阪急正雀工場見学 →(工場前で一次解散) → JR岸辺駅
その他 阪急正雀工場では、正門に担当者の松本さんが出迎えて頂き、長時間に渡り説明をして頂きました。
本当に有難う御座いました。
天   候 晴れ
正雀・岸辺エリア
 淀川右岸を大阪から京都迄並行して走るJR京都線と阪急京都線。両路線はかなり近い場所を通っています。
梅田(大阪)を出てから両路線の駅が、一番近いのはJR「山崎」駅〜阪急「大山崎」駅でわずか240m。次はJR「摂津富田」駅〜阪急「富田」駅で300m。三番目に近いのがJR「岸辺」駅〜阪急「正雀」駅だそうです。
(※資料は住みやすい街選び(関西)ガイドより)
正雀・岸辺エリアは「三つの要因で分断」
JR「岸辺」駅と阪急「正雀」駅の間は約400mと大変近いです。両駅周辺は、住宅地としての一体感があまり感じられません。
理由は以下の3つの分断によるものと推察されます。
○ 行政区による分断
阪急「正雀」駅のすぐ北側を線路に直行して通る道路が市域界であり、北側が摂津市、南側が吹田市となっています。同駅圏内であっても行政区域が異なれば幼稚園や学校区、公共行事等が異なり住民の交流が少なくなります。
○ 線路による分断
・ JR線/阪急線で南北3つに、さらにその南北を南は安威川、北は幹線道路(大阪高槻京都線)により分断されています。
道路建設予定地(十三高槻線)で分断される阪急線南側
・ 阪急電鉄正雀工場敷地は阪急線沿いからJR線沿い迄あり、完全に周辺エリアを分断しています。
○ 施設の敷地による分断
 JR吹田操車場跡地、阪急電鉄正雀車庫・工場、大阪学院大学、道路予定地等の広大な敷地があり、エリアが分断されています。
開発余地多く、将来性の高いエリア
○ JR岸辺駅より北方にある広大な敷地
JR岸部駅前のロータリーは既に完成しています。
正雀・岸辺界隈は、駅を中心に市街地・商業地が拡散している様子がありません。周囲から分断されている事にも原因があるように感じます。昭和40年代以降に開発された住宅地の中に商店が点在している景色が多く見られます。 また空地、青空駐車場、田畑などの低・未利用地も多くあります。未利用地の圧巻はJR「岸辺」駅線路沿い北側の摂津市と吹田市にまたがる広大な未利用地「JR吹田操車場跡地」です。こちらではUR都市機構により「ひと・緑・みず_交流のまちづくりプロジェクト」が進められています。
 現状は、大手デベロッパーによる分譲マンションが大変少なく、知名度が低いエリアですが、以下の2点から今後分譲マンションが供給される可能性が高いといえます。
・ 沿線相場の高騰、高止まり
 ここ10年来、工場や社宅等の跡地開発でJR「茨木」・阪急「茨木市」駅、JR「高槻」/阪急「高槻市」駅周辺に分譲マンションが継続供給されており、利便性を評価され分譲単価は強含みとなっています。
「相場価格」での購入が難しい層が沿線の他物件に流れる事が考えられます。
・ 周辺開発による期待感
 JR「岸辺」駅北側の「JR吹田操車場跡地」開発はもちろん、阪急「総持寺」駅の西側約600mの場所に予定されている(仮称)JR「総持寺」駅計画とその周辺開発、2015年4月JR「茨木」駅隣接に開校した立命館大学大阪茨木新キャンパス等、JR京都線、阪急京都線沿線で複数の大規模開発が進行しており、沿線全体の住宅地としての評価が底上げされる可能性があります。
地元業者による一戸建て分譲と違い、大手業者による分譲マンションは広域での広告展開を行います。その結果、さらに周辺の知名度が高まり、当初の物件の売行きがよければ別の業者による分譲事業が行われます。結果として、今迄ほとんど供給のなかったエリアに複数のマンションが一度に建築されるという事象が起きます。
 JR、阪急の2線2駅が使え、都心迄の絶対距離が近い正雀・岸辺周辺は、通勤・通学の利便性が高く住宅地としてのポテンシャルが高いエリアです。
正雀川
正雀川
正雀川(しょうじゃくがわ)は、大阪府吹田市および摂津市を流れる淀川水系の一級河川です。
開始点は、吹田市大字山田下字下正尺149番地先。この地名「正尺」が正雀川の名前の由来となっています。安威川合流点までの長さは3,479m。吹田市大字山田下字下正尺149番地は、現在の住所表示では吹田市五月が丘北3丁目付近にあたります。
水田に水を引くために、流路を人工的に変えられており、複雑に屈曲している。また、流域に多数のため池が存在します。
千里ニュータウンの下水処理行っていた正雀下水処理場などにより、下流部分の水質汚染が激しい。
そのため、阪急正雀駅付近から安威川に合流する区間は、ユスリカが大量に発生する。対策として鯉が放流されているが、汚れた川のためか、放流されている鯉は、コイヘルペスウイルス病が確認されるなど健康状態は良くない。このほか、護岸の左右から島を張り出し、流れと深さに変化を持たせることによりユスリカの発生に適さない環境を整備したり、堤防上に電撃殺虫機が設置するなどの対策が採られている。
今後、吹田操車場跡地の再開発計画に伴い下水処理場は、平成25年10月1日をもって機能停止されました。
川の浄化が期待されている。
阪急電鉄正雀工場
阪急電鉄正雀工場 正門
阪急電鉄正雀工場は、大阪府摂津市にある阪急電鉄(阪急)の車両工場。
敷地内に隣接して阪急京都本線の車両基地、正雀車庫がある(正雀工場への入出場に際しては、一時的に正雀車庫に入庫する場合がある)。
所在地は「摂津市阪急正雀」と、阪急の社名が付く唯一の地名であり、国土地理院発行の地形図にも記載されている。
阪急京都本線正雀駅の北西側一帯に広がる。
阪急電鉄および能勢電鉄の全営業用車両の検査・修理を行っている。
阪急電鉄の全車両と大阪市営地下鉄堺筋線の新車搬入もここで行われる。
元は京都線所属車両のみの整備を担当していたが、正雀車庫の北側にあった工場敷地を購入して工場新築・拡張し、1968年に西宮工場と旧正雀工場を統合した。
建築当時は東洋一とも呼ばれた工場であった。
2004年には兵庫県尼崎市にあったアルナ工機の清算分割によってできたアルナ車両の工場も正雀工場内にできた。
なお、工場内の業務の一部は、連結子会社であるアルナ車両と2社の協力会社(株式会社関西交通工業社、興国車輌株式会社)に委託されており、阪急電鉄と共に各社がISO14001の認証を取得している。
年2回、春と秋に家族連れを対象にした阪急レールウェイフェスティバルが開催されている。
1形電車、10形電車、100形電車、600形、900形、2300系(2301+2352)が保存されており、阪急レールウェイフェスティバルで公開される。
1980年代までは当工場まで日本国有鉄道(国鉄)の引き込み線が延びており、車両の甲種輸送も行われていたが、1984年新造の6300系の6330F8両編成の搬入を最後に終了、以後はトレーラー輸送に変更された。
当時の阪急用の標準軌と旧国鉄用の狭軌の三線軌条が現在でも工場内の一部(おもに廃車解体場など)に残っている。
正雀駅
摂津市と吹田市の市境を流れる正雀川をまたぐように設置されており、ホームの半分以上は吹田市域である。
ただし駅舎は摂津市側に所在しています。
乗車ホームには欠番ホーム(1番ホーム)のある駅です。
ホームに隣接する車庫線を1号線としてカウントしているため、ホーム番号は2号線から設定されています。
JR岸辺駅
JR岸部駅 南側正面
駅の北側には広大な吹田操車場跡地が存在していたが、それを引き継いだ吹田信号場や、さらなる後身として操車場跡地に新設された吹田貨物ターミナル駅とは同一構内として扱われていない。駅名は岸辺だが地名は岸部である。
これは当時の日本国有鉄道(国鉄)が駅名に簡便で間違いにくい表記を採用したためである。なお、岸部という地名は1889年(明治22年)の町村制施行のときに「吉志部」を簡略化したものである。
阪急電鉄正雀駅とは徒歩6分程度の距離である。
2012年3月17日より、ホームの上に駅舎がくる橋上駅方式となった。2012年3月16日までは、改札口とホームとは階段と地下通路で連絡している地上駅方式であった。地上駅時代はエスカレータやエレベータは設置されていなかったが、橋上駅舎化で解消された。トイレの設置もある。
分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。4線とも停車可能だが、普通電車のみが停車する岸辺駅では基本的に内側の2番・3番ホームのみが乗降に使われる。このため、外側のホームは柵がある(ただし、JR吹田工場からの線や貨物線は除く)。
改札機はICOCA・提携ICカード対応。LED式発車案内は運行管理システム使用開始にあわせて設置の2・3番のりばのみであったが、2008年2月20日より改札口にも3段表示できるものが設置された。
直営駅ではあるが駅長は配置されておらず、高槻駅(管理駅)と吹田駅(地区駅)が当駅を管理している。この為、時間帯によっては1人勤務になり、窓口と改札を兼務する(その時間中は、改札口にも「只今の時間は1人勤務です」という旨が書いてある。橋上駅舎後も状況は同じである)。また、橋上駅舎化でみどりの券売機が設置された。

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