わがまち紹介
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平成24年7月 わがまち紹介
"原の新鮮な鯉料理を食べて 節電のこの夏 を乗りきろう":原(高槻市)
【その1/2 概要】

月   日 平成24年7月18日(水曜日)
集合場所 高槻西武百貨店 西側 近畿大阪銀行前
その他 1)雨天決行
2)原養魚場でご主人自慢の鯉料理(芥川コース)を頂きました。
3)原養魚場の息子さんには、JR高槻駅まで車での送還をしていただきました。
   ご主人と奥様にはお忙しい中、色々と説明をしていただきました。
   本当に有り難う御座いました。

天   候 快晴
芥川(あくたがわ)
芥川は、明神岳の出灰川(いずりはがわ)を発し、高槻市の中心部を流れて淀川に合流する長さ約22Kmの一級河川です。
名称の由来は阿久刀神社の荘園の川、阿久刀川から転じたものであると言われています。
高槻市北端の中畑地区(明神ヶ岳麓)および京都府京都市西京区西端の小塩山西麓に発し南流、高槻市中央部を貫流し高槻市唐崎で淀川右岸に注ぎます。
芥川はもう少し北に行けば亀岡という山中に発し、田能川を入れ高槻市原で平地に出るまでは深い峡谷を刻む。
川相は巨岩がごろごろ転がる渓谷です。
山間の小盆地を過ぎた芥川は山塊に行き当たり、再び峡谷を成す。
三好山(180m)を巻くように蛇行し、大小の奇岩を噛み約4kmにわたって続く摂津峡は古くから親しまれた景勝地。
摂津峡(せっつきょう)
府の名勝(1938年指定)および、「大阪みどりの百選」の一つになっています。
摂津耶馬溪(せっつやばけい)は、九州の耶馬溪に劣らない風景だと宣伝されたのは昭和10(1935)年の前半頃からです。
昭和3(1928)年に開通した私鉄電車の沿線案内が大きなメディアでした。
その陰にはこんな話が新聞で報道され有名になったとのことです。
昭和7・8年頃趣味の庭石が流行したことがあった。庭石が高価になり、商石を求めて見知らぬ渓谷に人々が集まるようになった。
ある時、摂津峡から川石を盗んで捕まった人が、検察官に摂津峡の美しさを説明した。
検察官が現場に出向き"九州の耶馬溪に劣らない風景だ"と言ったとか。
原地区
高槻市北部の原地区は高原の小盆地で、川は真ん中をゆったりと流れる。
川幅は広く、水量も多い。
 騒がしい町中から少し車を走らせると、豊かな自然と落ち着いた風情を持つ場所、これが原地区です。
原地区では平成19年3月に「高槻・とかいなか創生特区」の認定を受け、同年12月には「どぶろく・原いっぱい」が誕生したところです。
かつて原地区は、寒天の名産地として冬になると一面に寒天干が行われていました。
寒天桶と「どぶろく・原いっぱい」の酒桶をイメージしたバス停待合所は、原地区の玄関口原立石の新たなシンボルとして、バスの待合所としてだけではなく、ハイキングに来た方の休憩場所としても利用されています。
原大蛇祭り
原地区には、高槻市無形民俗文化財の春祭歩射神事(通称・大蛇祭) の祭礼がある。
悪さをする大蛇を退治したという説話にもとづき、縄をなってつくった巨大な蛇が集落から神社までを練り歩き、宮入後にムラの若者が弓矢で退治するという祭礼。
現在原地区の山では、新名神高速道路の建設工事が行われています。
原養魚場
原養魚場は、今から45年ほど前に、この芥川の水と山間の湧き水を使い、鯉と鮎の養殖を始められ、大阪及び京都の料亭に鮮魚を提供したのが始まりとのことです。
現在は、全国各地(九州・滋賀・長野・鳥取など)の仕入れ先から厳選した鯉を仕入れ、まず原養魚場の水に慣らしていきます。
原養魚場の水に、1年間くらいかけて慣れさせます。
水に慣らした後にしっかりと運動をさせていきます。
厳しい水の流れの中で運動させることにより、身が引き締まります。
ここにおいしさの秘密があるようです。
身の締りが悪い鯉は、また通常の水に戻して体調を整えるそうです。
それで川魚の臭いのない、プリプリとした食感が生まれるのでしょう。
ご主人は、「鯉には毎日高級フランス料理(餌)をたべさせているようなもので、その上、十分な運動をさせている」と言っておられます。
鯉には、タンパク質(17.3%)、脂肪(6.0%)が多く含まれているのが特徴で、このため鮮度が低下しやすいという欠点があり、鮮度が要求されます。
鯉はビタミンB1が特に多く含まれ、エネルギー源となる糖質の代謝に役立ち、疲労回復の効果があると云われています。
コイの生肉には、アノイリナーゼというビタミンB1分解酵素が多く含まれ、また、ヒスチジンというタンパク質を構成する塩基性のアミノ酸を多く含んでいます。
このほか、昔から妊娠中や授乳期には、滋養のために、コイを食べて母乳の出をよくして、産後の健康増進を図ったものでした。
また、鯉を食することで利尿作用や壊れた細胞の再生を促進するため皮膚病の治療に使われたり、妊婦のむくみを取ったり、安産できたりと言う伝承もあるくらい、昔から鯉と女性の悩みとは切っても切れない縁があるのです。
養魚所で働く女性たちの肌は、真冬の水の中でもアカギレどころかモッチモチでスベスベです。 肌の弾力やツヤ感を保つ“フィッシュコラーゲン”をはじめとし、鯉の皮に含まれる“ルテイン”は肌に最もダメージを与える紫外線の青色光をカットし、シミ・しわの原因から肌を守ってくれる成分がたくさん含まれていることが判明しているのです。
今回は、芥川のせせらぎの音を聞きながら、新鮮で美味しい芥川コースの鯉料理を味わいました。
食事の後に、川のせせらぎを聞きながら散策し、日頃の疲れをいやした。

会食後の団らんは河原にて


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