今城塚古墳は、6世紀前半に築かれた、二重の濠を備えた淀川流域の最大の前方後円墳です。 日本最大級の埴輪祭祀場や、墳丘内石積、石室基盤工といった当時最先端の土木技術などの、貴重な発見が相次ぎました。 どうやって造られたか、どのような祭りが行われたか、しかも誰が葬られたかを具体的に考えることが出来る唯一の大王墓として、かけがえのない歴史遺産だそうです。 |
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内壕と外壕の間の堤はかなり広く、手前(北側)の堤に接して埴輪祭祀場と名付けられたテラスがあり、ここに復元された埴輪群がほぼ元の位置に置かれています。 外濠に造られた埴輪祭祀場に復元された家や人物、動物などの形象埴輪が配置されている遠景です。 内壕と外壕の間にある堤に作られた祭祀はにわは、古代の朝廷の儀式を模したものと考えられている。 北西側から前方部を望む。 堤の内側に沿って膨大な数の円筒埴輪が並んでいる。 |
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古墳への通路の展示説明板 |
今城塚古墳の望む |
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外濠に造られた埴輪祭祀場(東西65m×南北10m)は、王位継承の儀礼や被葬者の供養、被葬者の権威を示す、などといった解釈がありますが、今城塚古墳での状況は死せる大王との惜別と新たな大王の王位継承の場である殯宮(もがりのみや)を表現したとも考えられます。 大王のハニワ祭が再現されているのは日本ではここだけだそうです。 |
近年、今城塚古墳は継体天皇陵である可能性が高まっているのですが、宮内庁はそれを認めず茨木市の太田茶臼山古墳を継体天皇陵としており、今城塚古墳を陵墓参考地として指定していないそうです。 この宮内庁の指定がされていないため、この今城塚古墳に一般市民が入ることが出来て、のんびりとすごせる公園になったそうです。またこの公園も古墳の上を自由に歩き回ることが出来ます。 |
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埴輪祭祀場と記念撮影 |
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埴輪祭祀場展示品 |
円筒埴輪の展示風景 |
内堤断面実物展示 |
古墳全体模型と説明板 |
現場の説明板 |
現場の説明板 |
埴輪祭祀場は、柵形埴輪列によって東西4つに仕切られ、「招魂」「鎮魂」などの祭祀が整然と執行される葬送儀礼を再現した貴重な事例として注目を集めています。 この今城塚古墳は、早くから『日本書紀』が記載する第26代継体天皇の三島藍野陵ではないかとされ、近年の調査研究により、その可能性がますます高まっているといわれています。 |