わがまち紹介
目次へ|戻る(その1/5)次へ(その3/5)

平成22年5月 わがまち紹介
豊かな自然美を味わえる" まち ":長岡京市
【 その2/5:光明寺1/3 】

 光明寺の門前には、いわゆる「門前町」のようなものはありません。
正門の左には「竹屋」があり長岡京の名物、竹を素材にした熊手とか竹箒等を売っています。品物には値札は付いていませんでした。右には民家の軒先に朝取りの野菜がおいてあり、値札の金を入れて買うお店です。
 光明寺は、京都の西南、西山連峰がたおやかな稜線を描き、美しい竹林や杉、松の森に囲まれた粟生の里は、法然上人が初めて「お念仏」の教えを説かれたところです。
それから800年、西山浄土宗の総本山で、報国山光明寺として法然上人の教えを受け継がれています。
総門の前に立つ「浄土門根元地」という石標はそれを表しています。
 光明寺の紅葉は有名ですが、住職から新緑の時期も良いですとのお話をお聞きして、5月の「わがまち紹介」で訪問をすることにしました。

 開田城は、阪急長岡天神駅の西側約100m程の所にある阪急バス開田バス停南側のマンション一帯に築かれていた。
 開田城は、約70m四方方形の縄張りで周囲に土塁と堀を構築していたとか。現在、開田バス停西側に「開田城土塁公園」として城の西辺の土塁(一部復元)が保存されている。
 案内板によれば、マンションのエントランスには開田城の復元模型が展示されているとのこと。

開田城土塁公園

光明寺説明板/総門前の広場

 この門は総本山光明寺の正面の総門です。
この門は「高麗門」という形式で、天保十六年(1845)に建てられました。
この門をくぐると、56,000平方メートル(約18,000坪)にわたって伽藍が広がっています。
この門はいかめしい雰囲気ではなく、過剰な装飾彫刻などもありません。
しかし門をくぐると、スッと騒音が消えて心が静まってきます。

総門を入ると道が二手に分かれています。
総門の正面から本堂に向かっている坂道が表参道です。この参道は傾斜がゆるやかで、女性でもお年寄りでも楽に登れる。通称「女人坂」として知られています。
信者の方々が小畑川(桂の支流)から運んだ綺麗な小石が敷き詰められています。
信者が念仏をとなえながら、一つ一つ丁寧に埋め込まれた石で長い坂も歩きやすくなっています。

総門/左は紅葉参道

左手の道は秋になると鮮やかな紅葉のトンネルになる通称「もみじ参道」です。
表参道と紅葉参道との分岐点に新しい石碑があります。馬の背に逆さに乗っているお坊さんの姿が刻まれています。これは、熊谷蓮生法師の「東行逆馬」(とうこうさかうま)の故事を記念したものです。
薬医門周辺には新緑のモミジの大きな木があります。
薬医門は、かつては山内にお医者様をお迎えするときの門でした。

薬医門

東行逆馬の石碑/もみじ参道入り口


このページの先頭へ戻る