建100年以前の母屋の玄関前で蔵元の歴史や建物等の説明をして頂きました。 玄関脇に吊してる志るしの杉玉(一般に杉玉)は、奈良の酒神大神神社から頂いた物とのことです。 吊るされたばかりの杉玉はまだ蒼々としているが、やがて枯れて茶色がかってくる。この色の変化がまた、新酒の熟成の具合を教えてくれるのです。 今日では、酒屋の看板のように受け取られがちですが、元々は酒の神様に感謝を捧げるものです。 |
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清鶴酒造の母屋 |
玄関前にて説明を聞く |
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清鶴酒造の酒蔵は美しく、ロゴマークになっています。 母屋の前にある建物は、昔は精米のための建物でその都度精米しながらお酒を造っていたとのことです。 今はよそで精米した米を仕入れておられるそうですが、精米から仕込むまでの輸送の時間や天候を加味して仕込む必要が有るとのことです。非常にデリケートな変化が有るようです。(精米した米は空気中の湿気をよく吸い込むのだそうです) |
お酒の味を決める精米 精米のパーセンテージでお米のうま味成分が取れて澱粉質だけになり酒の種類が変わる事を説明していただきました。 玄米は、タンパク質、脂肪、無機質などを多く含み、このままだとお酒の味や香りや色に悪影響が出てきます。 そのため、玄米の外側を削り取る精米を行います。この精米歩合によって、造られるお酒の種類も異なってきます。大吟醸酒を造るには、50%以下になるまで精米します。 |
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玄関前で記念写真 |
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阿武山を源流とする酒造りに適した井戸水を利用しておられます。 酒造りには全て井戸水を使用しているとのこと。 水道水には鉄分や塩素が入っていて酒造りには適していません。 従って、清鶴酒造の酒造りは、まず井戸の清掃から始めるそうです。 水質によって酒の味も変わるとのことで、その説明もして頂きました。 | ||
母屋と精米建家 |
酒造りの大切な井戸と井戸の内部 |
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満開の梅が映える小寺池 |
富田の地蔵尊や道標を見る |
清鶴酒造の美しい酒蔵 |