わがまち紹介
目次へ|戻る(その1/2)

平成21年8月 わがまち紹介
" 緑豊かな高台の文教・住宅のまち:南平台地区 "
【 その2/2:平安女学院大学 高槻キャンパス 】

平安女学院大学は、設立1875年9月米国聖公会宣教師ミス・エレン・G・エディが、大阪の川口居留地に小さな女学校を開いたのが始まりで、「エデイの学校」と呼ばれていた。
1880年に校名が「照暗女学校」となり、その後、京都に移り、1894年平安女学院と改称された。
その「平安」の名前の由来は実はヨハネによる福音書「われ平安な汝らに遣す、わが平安を汝らに与う。
わが与うるは世の与うる如くならず」にあり、聖書が訴えている平和=平安という願いを込めた名称とのことです。
高槻キャンパスは、1987年4月に南平台の丘陵地の閑静な住宅街に、目立つことなく自然に調和した学園が開校しました。

正門を入ると広い並木道があり両側には季節の花がきれいに植えられ、右側に教室棟や図書館、左に学生食堂や体育館等があります。
中央にトロイの木馬がある中庭を校舎がとり囲んでいます。
別棟に21のピアノ練習室が並ぶなどの特別教室があります。授業でピアノが使われていないときは、学生が自由に練習ができるとの事です。
学園(グランドの横)内に自然観察林を抱える緑豊かで快適な環境にあります。

大学正門/中央道路

説明風景(会議室・校舎にて)

高槻キャンパスには、子ども学部(子ども学科)、短期大学部(外国語文化学科、保育科)が有ります。
子ども学科は、幼児教育・初等教育という人間形成の基礎を培う重要な役割を責任持って遂行できる確かな学識とスキル、豊かな人間性・社会性、そしてあたたかな心を養うため、カリキュラムに5つの特色を持ち、初等・幼児教育の専門家を養成されています。

外国語文化学科は、日本語・英語のコミュニケーション能力のほか、中国語・フランス語をいかして、日本社会の、そして世界のさまざまな分野で貢献し、自己実現できる、生き生きと輝く女性教育をしておられる。
大学と言えば、マンモス教室を想像されるかも知れませんが、30〜40人程度の部屋が多く、大きい教室でも150人程度が3つ程度です。

トロイの木馬/中庭

少子化で少人数の教室にしたのではなく、最初から「教職員との距離の近さ」を重視し、少人数制教育を行うように校舎を造ったとのことです。
学園は日本聖公会系学園で園内に教会(チャペル)があり、礼拝やチャペルコンサートなどの行事が行われています。
キャンパス内には、「大学付属幼稚園」や「高槻市地域子育て支援拠点事業ひろば型"どんぐりの森"」が有ります。

教室/図書館入り口

チャベル内/かわいい銅像

図書棟には、蔵書数18万冊以上とのこと、インターネット検索も自由にでき、客員教授の書籍などもわかるように展示してありました。

園内には、さわやか農園があり、花壇にはひまわり、畑にはさつまいも、田んぼにはイネが青々と生長しています。

大学と地域連携・社会貢献の推進
○大学祭:秋(2009年11月7日)に開かれます。
○クリスマス・カンタータ
 主イエス・キリストの御降誕を祝う礼拝の儀式で学生・教職員・市民ボランティアも加わって盛大に行われるとのことです。
○“どんぐりの森”は、緑いっぱいの大学キャンパスのなか校舎の一室を開放。子育て中のおかあさん、おとうさんを中心に、地域のみなさんが楽しく集い、子育ての情報を交換できる場を開設されています。
常時10組程度が活用されているとのこと。
スタッフがいつもおられ気軽に相談出来る上に、専門知識を持った大学の教授の相談も受けられるとのことです。
○公開講座も開講されています。(高槻市報でも掲載されます)
○単位が授与される科目等履修生授業も開設されています。
○客員教授による授業や特別講義も行われているとのことです。

今回の訪問は、夏休み中だったので、学生の方とお会い出来ませんでしたが、開講中に訪問した時には、どの学生さんからも笑顔で挨拶をされて、家庭的な学園であるとの印象を受けました。

このページの先頭へ戻る