わがまち紹介
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平成21年3月 わがまち紹介
" 寛永時代の文化サロン松花堂庭園を散策:八幡市 八幡女郎花 "
【 その3/3: 松花堂庭園 】

松花堂の竹・笹には名称・学名などを併記などした立て札が立てられてあります。 園に植栽された竹・笹は30種以上あるとのことです。
金明孟宗竹は大変珍しい竹で、突然変異で出来た竹だそうです。
大分県の指定の天然記念物だそうです。
その他、 キッコウチク、モウソウチク、ハチク、トウチク、・・・などなど。
竹の笹の違いなどの説明を受けました。

金明孟宗竹

松花堂の内園の門

京都府八幡市は、市の花木としてつばきを選定しています。
なぜ八幡市がつばきを市の花木にしたのか、市内には多種多様な椿の名木が多数あることや市内外から多くの来場がある「松花堂つばき展」の毎春の開催などで、市議会に「椿を八幡市の『花木』とする請願書」が提出され、全会一致で採択されたことから市制施行25周年を記念し、「市の花木」として制定されました。

松花堂は、松花堂昭乗が、江戸時代初期(1637年)、石清水八幡宮参道近くに、かまえた、草庵茶室兼持仏堂です。
 明治初期の神仏分離で移築されたもので、茅葺宝形造の小さな草庵で、2畳の間に付随して、かまどや水屋があり、床や仏壇、炉を切った袋棚もあります。
 日照と鳳凰の天上画があり、その周囲に庭石や灯篭を配し、見事な苔庭が構築されています。
建物としては、国宝級だそうです。

美術館別館前で記念撮影

松花堂弁当の起源ですが、もとはと言えば、松花堂昭乗の使っていた物入れ(箱)であった。
昭乗は近在の農家が作物の種入れなどに使っていた、田の字の形に仕切った物入れに、絵の具箱、茶会のたばこ盆などとして、色々な用途に利用していた。
料亭「吉兆」の創始者が八幡を訪れた際、昭乗遺愛の四つ切箱を見て、試行錯誤のうえ懐石料理を盛り付け、弁当として世に広めたのが「松花堂弁当」の始まりです。

椿の花々

椿の花々


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