わがまち紹介
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平成21年1月 わがまち紹介

"寺内町として栄えたまち富田"
【 その3/3:三輪神社 】

説明文は、三輪神社の好田安彦宮司様の話し及び「平成の大修理記念出版物」を参考にしています。
「平成の大修理」で江戸時代の彩色復原工事が完成し艶やかな色の本殿の前で、宮司さんより説明を受けられた事に感謝します。

三輪神社は、平成17年に社殿・絵馬所・春日社が有形文化財に指定されました。
平成の大修理が、平成20年に竣工し、今回これらの有形文化財を宮司さんから丁寧に説明をして頂きました。
日本最古の御宮とされている奈良県桜井市の「大三輪神社」を大元として、分祀された。
大神さまは、日本国土の開発の神様であり、産業開発、また厄除、治病、方除、製薬、縁結び等、世の中の幸福を増進する人間生活の守り神です。

三輪神社正門鳥居/南門

境内/手水鉢

三輪神社
日本最古の御宮とされている奈良県桜井市の「大三輪神社」を大元として、分祀(=分霊。 同じ対象を別の新しい場所に分けて祀ること。大元を総本宮・分霊先を系列社と言う)されたのが三輪神社なのです。
三輪山そのものを神体(神体山)として成立した神社であり、今日でも本殿を有さず、拝殿から三輪山そのものを仰ぎ見て拝む古神道(原始神道)の形態を残している。

三島の地は中臣鎌足が一時隠退した事のあった所で、藤原氏との関係が非常に深く、数多くの春日神社が祀られています。
境内に、三輪神社と春日神社が、相並べて鎮座されているのは、昔より氏神として祀られているからです。
春日神社は、玉垣で四方を囲んでいる。一間社流造り、屋根銅板葺きです。
ここに酒造りが起こってから、酒の神様である大和の大神神社より勧請されて、三輪神社として祀られた。

有形文化財 本殿・拝殿

富田の三輪神社は、富田酒、酒造の守護神です。
この富田の酒造りは、文明3年(1471)好田宗信氏が屋号を奈良屋と称し、酒造り業をした。
徳川時代に至っては清酒の業は最も旺盛を極めた時代でした。
酒造りの 最も盛んな寛永年間に三輪神社は再建され現在に至っています。 三輪神社の平成の大修理で彩色痕の最下層では史実記録の寛永14年(1637)の彩色であると判断された。

有形文化財 絵馬所/富田踊

有形文化財 春日社


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