大阪医大は、1927年(昭和2年)に開校し、1930年に竣工した学舎群は、米国人ウィリアム・メレル・ヴォーリズにより設計されたものです。 「別館」がイスラム様式のアーチやアラベスク装飾などを用いた個性的な意匠と地域の歴史的建築であることが評価され、平成15年7月1日に高槻市内では初めて国の有形文化財に登録されました。 この建物が大阪医科大学歴史資料館です。 |
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歴史資料館玄関/個性的な意匠 |
玄関の前室・玄関ホールにて |
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ヴォーリズ氏は、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家であり、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人としてメンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた実業家です。 英語教師として来日後、日本各地で西洋建築の設計を数多く手懸けた。1941年(昭和16年)に日本に帰化してからは、華族 一柳末徳子爵の令嬢満喜子夫人の姓をとって一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)と名乗った。米国より来りて留まる、という洒落である。 |
この「別館」が「大阪医科大学歴史資料館」として開館するに当たり、建設当時に復元する一方、耐震構造に改造したり、バリアフリー化の為にエレベータを設置するなどされています。 大阪医科大学歴史資料館では、資料を収集して、館内に展示されています。 終戦前後の資料が少ないのは、戦災で消失したりしたためと思われます。 大阪医大では、当時の資料をお持ちの方を探しておられます。 |
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3階ホール/二重窓 |
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3階の大学院多目的講義室は、現在も大学院の講義室として使用しておられるとのことです。 窓が2重になっているのは、近く(東側・南側)を通っている道路等の騒音対策上改装されたとのこと。 見学を希望するときは、事前に申し込んでおく必要が有ります。 | ||
3階 講義室内の展示品 |
3階 講義室と展示品 |
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