わがまち紹介
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平成20年6月 わがまち紹介

" 水との関わり深さを偲ばれる・水路のまち:東五百住・津之江町 "
【 その5/5: 新川姫蛍と花を守る会の活動報告 】

新川姫蛍と花を守る会 会長 高市 友子   

 私達の会が出来るきっかけは、ヒメボタルを保護したいという思いから集まりました。
それまでは1人で3年程土手で芝桜を挿し芽して増やし、お花を植えて桜のお花見の頃にはゴミ拾いなどをしていました。
高槻市の緑政課で募集していた「まちなみ花づくりコンクール」に応募、個人で緑化奨励賞(しょうれい)をいただきました。
 土手でお花の世話をする毎日、ストレスや更年期もあり土にふれ花を育て桜の木から元気をもらっていました。そんな時以前から沢山いたホタルが少なくなったのに気付き、土手の工事で川も綺麗にしてしまったからと思っていました。5月になりホタルのいるのに気付いたのもつかの間、ホタルが飛び出して3日や5日目にはホタルの飛んでいる場所の草刈りが2年続き始まります。
 3年目の4月末頃 「だれかホタルを助けて、草刈りを止めて!」 と言ったのが始まり、現在の会が3年前の2006年6月に発足、署名運動をして2ヶ月足らずで864名集め国土省と高槻市に草刈りの延長をお願いしました。2年間5月の1ヶ月は間毎日交代しながらデーターを取りましたが、やはり100匹いないと思われます。大阪府ではヒメボタルは準絶滅危惧品種(きぐ)に指定されており、高槻市においても保護条例が定められています。新川のヒメボタルは今や絶滅の危機なのです。
 槻輪さんとのかかわりは 会ほっそく当時、市役所前でのバザーのお誘いを受け会の運転資金になればと8人のメンバーで急きょ参加することにしました。(その節はお世話になりました。)
 昨年5月からはアルミ缶を集め運転資金にしており、今年は念願の水を撒くポンプを買う事が出来ました。夏の暑い時期、広い場所の水巻は大変な重労働になります。昨年8月頃から老人会の男性が協力してくださっています。お花の事は良く分からなけれど、皆さん一生懸命、「 腰が痛い 」とかいいながらも毎週活動に参加されます。優しいですよ、ボランティアされる方はみんな男女問わず。その他の活動はEM土団子作り年2回、新川水路のヘドロと臭いを無くす為、子供達が川に安心して入れるように投げ込んでいます。EMだんご作りの後に今年3月寒い最中ほっこりお鍋と称し土手で豚汁を作って食べました。近隣の親睦としては年2回、回覧を回してもらい連合自治会の方達と共に、12月にお花植えをした後花壇の清掃をする為焼き芋をしました。土手の存在を沢山の方に知ってもらえるように。昨年は幸せ園芸クラブの方達と共に樫田温泉に、15名参加で親睦会をしました。他の緑化園芸のボランティアグループとの交流も少しずつできればいいとも思っています。メンバーの方達の理解と協力を期待しているところです。
 校区である登園小学校にもPR文やホタルの資料を持って行くなど、新川に若い人や子供達に関心を持ってもらいたいと考えています。ここの自然を残す為に!
 今では、新川のお花も増え、散歩の方やお花見の方も以前にまして増えてきています。ザリガニ獲りなどをする子供づれもやや増えてきていると思います。
現在問題となっているのは雑草をヒメボタルのため残すと言う事について、花粉症の方が行政に対し早く草を刈ってほしいと電話などされるので、理解をいただくのにどうすれば良いのか困っています。草を刈ってしまっては陸に住むヒメボタルは生きて行けないのです、水の中に住む源氏ボタルとは違うのです、花とホタルを守るのは大変難しい事です。
みなさんいい知恵があれば教えて下さい。それから今年もフェスタに幸せ園芸クラブの方達と参加する予定です。いつも槻輪さんにはお世話になっていますがこれからもよろしくお願い致します。
新川桜堤に来る人みんなが癒されるよう、何時も花が咲く自然のある場所にしたいと思います。

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