わがまち紹介
目次へ|戻る(その1/3)次へ(その3/3)

平成20年5月 わがまち紹介
"歴史の宝庫・交通の要所のまち:島本町"
【 その2/3:歴史文化資料館 】

平成20年3月15日(土曜日)JR島本駅の開業を記念してオープニングイベントが開催され、町内外から約12,000人が訪れたそうです。
 駅前にある西国街道の駅家跡「桜井駅跡」は史跡に指定されています。駅家が廃止され永年の時を経て、ついに鉄道駅が出来たことになる。駅名に「桜井」が復活されるのかと思ったら、近隣の奈良県桜井市に桜井駅があるとのこと。

JR島本駅/改札口

歴史文化資料館/かん太くん

「麗天館(れいてんかん)」は、昭和16年(1941年)、桜井駅跡の記念館として建てられました。戦後は大阪府立青年の家の講堂として開放されていましたが、青年の家閉所後の平成16年、島本町が大阪府から無償譲渡を受け、「島本町立歴史文化資料館」として平成20年4月12日に開館した。
内部は、麗天館建設当時のままに残し、又大阪府立青年の家として使用したものも記念として残したとのこと。

歴史文化資料館には、麗天館を中心に近畿一円の楠公ゆかりの地を描いたパノラマ図が展示してあります。
 舞台の中央には、近衛文麿(このえ ふみまろ)の書で「麗天館」と書かれた扁額が展示されています。
天井から吊下た照明器具は、建設当時のもので、ガラスの優しい照明となっています。
 一瀬粂吉氏の依頼を受け、当時活躍していたパノラマ画家、吉田初三郎氏が描いた「桜井周辺図」も展示されています。

麗天館/天井の照明

資料館を入ってすぐに、須恵器の大甕が展示されています。水無瀬川が淀川に流れ込む合流付近で発見された奈良時代(約1,300年前)の巨大な壷です。島本町が古くから水陸交通の要衝であったことから、この甕は運搬用に使われたと考えられる。奈良時代のこんないに大きな焼き物のがほぼ完全なかたちで出土することは、全国的にも珍しいとのこと。
出土された土器も時代順に展示されています。

須恵器の大甕/説明版

出土品縄文時代〜出土品縄文時代鎌倉室町時代まで

このページの先頭へ戻る