わがまち紹介
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平成19年11月 わがまち紹介
"歴史の散歩道:浦堂地区"
【 その4/4:安岡寺 】

宝亀6年(775)、光仁天皇の子、開成皇子の創建と伝えられ、弟子の開智が一石一字の大般若経を書写して安置したことから、安岡寺般若院(はんにゃ−いん)と称するようになりました。
 「般若塚」の上には大きな山桃の木が生え、この木に密接するするような状態で「五輪塔」が建てられている。
 旧暦の8月15日、中秋の名月の日には、この場所で万灯供養が行われるようである。

般若塚

観音霊水

 「本堂」の東側にある広場の奥、山際に石仏の「弘紹不動明王」が祀られている。
この「弘紹不動明王」は毎年2月1日に当寺で行われる節分会大護摩供の際の本尊となる。
 節分会大護摩供には多数の大峰山の行者たちが大護摩を焚き、行者たちや参拝に訪れた人々が焼けた丸太の上を素足で歩く火渡り式が行われる。
 大護摩は人の心の奥にある煩悩を浄火で焼き清め、無病息災、交通安全などを願う行であるという。

観音御霊水
この霊水は、桓武天皇の御兄君開成皇子がこの地に安岡寺を建設されや折この地の神福大龍王の口より湧き出た霊水であります。
以来この霊水は清浄にて如何なる水ききんの時でも枯れることなく湧き出して来ます。
古来、僧及び修行者達がこの水を飲料として国家安穂五穀豊穣を祈りました。 (説明碑より)

弘紹不動明王

「西山門」で境内内側から見て右側の門柱の境内側に、左の写真にあるように『西方浄土極楽入口』の文字が彫られている。
この門を通って境内を出るときは確かに西の方角に向かっているので西方浄土の入口と言えないこともないが、この門から見た現実の西方は浄土や極楽とはおよそ関係のない風景が拡がっています。

西門

手水舎/境内紅葉

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