平成19年9月 わがまち紹介
"淀川を知り・京街道の宿場町を散策:枚方市"
【 その3/6: 鍵 屋 】
鍵屋主屋(かぎやおもや)は京街道に面する枚方宿を代表する町家で、1800年代初頭に建築されたと推定されている。3間続きの客間と広間があり、客人が 酒や団子等を供しながら伏見と大坂を結ぶ三十石船を待つのに使ったと考えられる。江戸時代に栄えた。 近年まで料亭を営んでいたが、廃業後に枚方市が譲り受け「市立枚方宿鍵屋資料館」として平成13年7月3日オープンした。 |
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鍵屋の正門/鍵屋の説明板 |
鍵屋主屋説明板/展示の千両箱 |
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改装オープン前の平成9年に市の文化財に指定された主屋は、淀川沿いの旧東海道(京街通)に面して通り庭、起り屋根、摺り揚げ戸など、江戸時代の町家の構造を残す貴重な歴史的建造物であ。 主屋東棟の土間は広い。ここが宿屋であって足を洗ってから上がったことでしょう。 起り屋根(むくりやね)は、棟から軒先へいくほど下り勾配が強くなる。 起り屋根は草庵や数寄屋に多く、質素にして控えめ、洗練された面持ちをつくる。 |
京都と大坂(阪)の昼間にあり交通の要衝として開け京街道の宿駅であったここ枚方宿は、実は淀川水上交通の中継基地として機能し、周辺の部落にとっては物資の集積、遊興場でもあったらしい。 旅人は大阪へは船で下り、京へは歩いて行くことが多かったようです。 千両箱は重さを実感でき楽しい展示ですが箱が古いともっと時代を感じる事が出来るのに。 |
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三十石船の船待所/釜戸 |
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← 当時の食器や家具類 火鉢、お膳、お猪口や箪笥など何処か懐かしい感じがする。 部屋やお膳を見るとその身分の差がわかるような気がする。 → 刷り揚げ戸 場所を有効に使用出来る様に「刷り揚げ戸」があり、又開け閉めが軽く出来る構造となっています。 → 駕籠(かご)人を乗せて人力で運ぶ乗り物。 人が座る部分を一本の棒に吊し、人が棒を前後から担いで運ぶ。 | ||
当時の食台等/箪笥 |
刷り揚げ戸/駕籠 |