わがまち紹介
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平成19年8月 わがまち紹介
"幻(まぼろし)から現(うつつ)の都のロマンを尋ねる:長岡京市"
【 その4/4:中山修一記念館・サントリービール 】

背景は中山修一記念館です。

長岡京は784年に平城京(奈良市)から遷都した都です。
長岡京市、向日市、大山崎町、京都市の一部を含む大きな都です。
都であった期間は10年と短く、謎も多かったので、長い間「幻の都」「未完の都」と言われてきました。
 しかし、中山修一先生の発掘と研究のおかげで、多くの人に知られ、教科書にも載るまでになりました。
 その中山先生の足跡と発掘調査研究の成果を見ながら、長岡京について、学べるように整備した記念館です。

中山修一記念館

室内と中山氏製作の条坊図

 中山氏は「長岡京発掘の父」と称されています。
戦前、学問の自由がなかった中で著した「乙訓村海印寺村郷土史の研究」(1942年)で早良親王(桓武天皇の弟、皇太子)幽閉事件にふれたことで特高警察の追及を受けた事や、1960年代の発掘調査の本格化の際、それまでの京都市教育委員会指導主事の職を辞し、昼は発掘調査の研究、夜は定時制高校の教壇に立ち、私費を投じての調査活動を進めるなど、当時の行政の無理解と長岡京の存在を疑問視する学界など悪条件の中、幾多の苦難を乗り越え、遺跡の調査・研究にとどまらず、保存運動の先頭に立つなどその行動力と温かい人柄は多くの人びとから称賛されている。
記念館は遺族から寄贈された生家の一部(書院)に建設され、中山氏の足跡と発掘調査・研究の業績が一目でわかるよう構成・展示されている。
和室2室と書庫からなり、1室は業績を中心とした資料や年表、生前使用されたノートや筆記類やタタミ1枚大の中山氏製作の条坊図を展示、もう1室は長岡京の全体像が現在の市街を下地にした航空写真による復原図を展示、現在の「まち」から古都の姿が手にとるようにみられ、長岡京は京都市西京区、南区、伏見区、向日市、長岡京市、大山崎町と3市1町にまたがる。また、7000冊に上る蔵書が収納されている書庫がある。
館内で閲覧出来るとのこと。

中山修一先生の像と老松

歴史ある京都・長岡京市に建つサントリー京都ビール工場。
仕込みに使われる巨大な釜に触れたり、沸き上がる麦汁の様子を缶の覗窓から見ることが出来ました。
工場の見学ルートのガラス窓越しに1分間に1500本生産する世界最速レベルの缶ビールパッケージラインを見ることが出来ました。
見学のあとは、おつまみ付きでモンドセレクション最高金賞受賞の「ザ・プレミアム・モルツ」や「モルツ」の試飲しました。見学時間に制限があるにしても少し忙しい見学でした。

美味しいビールの注ぎ方実技

試飲風景

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