わがまち紹介
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平成19年7月 わがまち紹介
"淀川の偉大さ大切さと介護を考えるまち:大塚地区"
【 その5/7:西應寺 】

現在大塚地区には、4ケ寺のうち、3ケ寺までが浄土真宗で、もう1ケ寺は浄土宗というのも、この地域の宗教的伝統を物語っている。
西應寺<さいおうじ>
冠柳山西應寺 浄土真宗本願寺派 阿弥陀仏が本尊、文明十四(1482)年 蓮如の直弟子 真道の創建。
西應寺の本堂に入ると座布団の上に資料の入った封筒が置かれていました。

西應寺の門の前

親鸞上人の立像

西應寺 寺元住職には、色々の資料を準備して頂き、
浄土真宗の教義・宗風・大塚地区の歴史のお話をして頂きました。
西應寺の歴史は古く、仁安丙戌(1166年)親鸞上人の誕生より7年前、天台三井園城寺の覚融大僧正の徒弟覚泉法師が当大塚を王家の荘と号した頃、三井寺より来たり柳島を開拓し、草庵まがいの簡素な仏閣道場を建立したのに始まる。
 山号の「冠柳」は辻子にある冠須賀神社には北西隅に宝冠のような形をした一本の柳があり、この柳はある高貴な行幸が宝冠を懸けたという伝えがあり、「冠柳」と呼ばれている。この地を「冠」と呼んだのはこの名によるといわれ、この冠柳伝承はこの地を表すものとして広く・深く語り継がれている。
 大塚の西應寺が冠柳山というのもこれを受けたといわれる。

西應寺住職の説明

大塚地区の寺院は、大正6年の大塚切れの大洪水、昭和9年の室戸台風等、度重なる水害・風雨にも耐えて守り継がれて来ました。
現在の本殿は、平成6年鉄筋コンクリート瓦葺き2階建で、仏さまも新しく表装されています。
このことは、有縁の門信徒の強い懇念があってのことと思います。
今後も末永く継承されていくものと信じます。

住職の話を聞く

法蔵寺の門

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