わがまち紹介
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平成19年7月 わがまち紹介
"淀川の偉大さ大切さと介護を考えるまち:大塚地区"
【 その4/7:善立寺 】

大塚庄は、文明15年(1493)蓮如上人が旅の途中、河内の出口村(現枚方市)から淀川を唐崎へ渡り、大塚まで足をのばしたという記録が残っている。
すでにこの地に浄土真宗の道場が設けられていた。
16世紀後半には石山本願寺の有力な門徒集団「大塚衆」に成長する。
とくに大塚は、江戸時代には浄土真宗の影響の強い地域でした。
蓮如上人布教以来、戦国時代には「大塚衆」といわれた門徒組織もあった。

善立寺の門を入る

親鸞上人立像

善立寺<ぜんりゅうじ>
霊厳山善立寺 浄土真宗本願寺派 阿弥陀仏が本尊
弘長元(1261)年 浄信(親鸞上人の直門)の開創。 浄信は、俗名を奥野兵衛助重信というそうです。
近隣の地侍だったようで、故あって大塚に住み着き、家督を嫡子源次郎信賢に譲って出家、諸国を遍歴している。
途中、常陸国稲田で親鸞の教化を受けて直門となり、浄信の法名を授かったと言います。
寺地は浄信の旧宅といわれ、現在のお寺は、宝暦九(1757)年住職の中興だといいます。

↓下の碑より
前に生まれん者は後を導き、
後に生まれん者は前を訪へ、
連続無窮にして、
願はくば休止せざら使めんと欲す。

立派な仏壇

山門を入ると大きな親鸞上人像に迎えていただく。
善立寺は白壁が美しく、前庭も綺麗に手入れされている。
本堂は数段の階段を上がり、御堂の中に入る。
浄土真宗の仏壇はきらびやかで別世界を感じる。
大塚切れの大洪水の時には、仏間まで牛が流されてきたとか。
この立派な本堂を拝見させて頂くと門徒衆の信仰の厚さを感じる。

住職のお話を聞く

寺の説明碑

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