わがまち紹介
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平成18年 8月 わがまち紹介
"自然と史跡の探訪:大山崎"(その5/5)
【 サントリー山崎蒸留所 】

← 椎尾神社
天平18(746)年 聖武天皇の帰依仏である観音像を奉じて行基により開かれたと言われています。
江戸時代まではJR西谷踏切までのこの谷一帯が寺域で沢山の伽藍を有していましたが衰退していきました。
西観音寺の跡地は、現在サントリーの工場敷地となり、僅かに本堂があった場所が椎尾神社として、かっての面影を残す。
「椎尾」は西観音寺が「慈悲尾山寺」と称していたことにちなみ、「じひお」→「しひお」→「しいお」となったという。荒廃していた境内を村人と協力して修復したのは、サントリー創業者・鳥井信治郎。

椎尾神社

仕込み室前・蒸溜室

「日本の風土にあった、日本人に愛されるウイスキーをつくりたい」― 寿屋(現サントリー)の創業者、鳥井信治郎が、日本で初めて本格的なウイスキーの製造に乗り出し、モルトウイスキーの蒸溜所を建設したのは1923年。そこは、京都にほど近い天王山の麓、桂川、木津川、宇治川が合流し、三川の水温の違いから絶えず霧の湧く地。そして平野と盆地に挟まれた独特の地形と湿潤な気候。豊かな風土、気候そして水に囲まれた「山崎」は、日本のウイスキーづくりに欠かせない要素が整った、まさに理想郷でありました。

貯蔵庫
静寂に包まれた貯蔵庫に眠る多くの原酒。
何千・何万という樽がひっそりと熟成の時を待つ貯蔵庫。入り口を開けると、とたんに強いウイスキーの香りに包まれます。原酒が眠る回廊を進む。
同じ原酒でも樽の種類や年月、貯蔵場所で、味わいの異なるウイスキーが生まれます。山崎蒸溜所では、山崎の風土が生み出す理想郷たるエッセンスを充分に取り込みながら、それぞれの樽でゆっくりと個性を育んだ原酒たちがひっそり熟成のときを待っています。

ウイスキー貯蔵庫

工程見学の後は、ウイスキーの試飲が楽しみ。山崎の原酒だけでつくられた「シングルモルトウイスキー山崎12年」をゆっくりと味わう。さらには世界に誇るブレンデッドウイスキー「響17年」も。お子様にはソフトドリンクの楽しみがあります。
山崎ウイスキー館では、山崎蒸溜所限定販売のオリジナルウイスキーや、モルト原酒を樽出そのままの度数でボトリングした樽出原酒などが販売されています。 ウイスキーに合うおつまみやケーキ、樽材からつくったグッズなど多彩な品揃えをしている。

ウイスキー試飲会場

山崎ウイスキー館前・サフィニアの花

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