わがまち紹介
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平成18年 4月 わがまち紹介
(その3/5)
”流水と歴史のまち 島本町”
若山神社

小鳥神社

5.若山神社
 大宝元年(701年)僧行基(ぎょうき)の創建とされ、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っています。社伝によると、「古木が繁り、鶴が巣を作っている清らかな地があり、そこの巨木で神体を刻んで祀れ」とのご託宣があり、この地の巨木を切りご神体を彫り社殿を建てたと伝えられます。
 当社は西八王子社、牛頭天王社、西天王社、上の宮、広瀬神社とも呼ばれ、明治時代になり若山神社と改められました。
 社宝として聖徳太子の座像があります。作者は不明ですが、貞観時代(859〜877年)の非常に優秀な作品の一つです。
近世には、広瀬・東大寺・桜井・神内の氏神として広く地域の崇敬を集め、現在でも多くの方が参拝に訪れます。
 普段は訪れる人も少ないが、正月、七五三、例祭日(五月五日)には多くの参拝者でにぎわう。入り口から参道を通って長い石段があり、冬でも汗ばむくらいである。
 春は櫻がきれい。境内からは、木が生い茂っているため眺めは良くないが、葉が落ちている秋から冬の時期には枝の合間から桂川、宇治川、木津川の三川合流の様子を見ることができる。
 境内から太閤道ハイキングコース(中級)への入り口があり、休日には四季を通じて、ハイカーの姿が多くみかけられる。
境内の左手より、竹林の間の「おおさか勧請自然歩道」を通って尺代へと出られます。
この道は、鶯の里ではないかと思われるくらいあちこちから鶯の声が聞こえました。
  夏は涼しく、朝夕にはヒグラシの蝉しぐれがなんとも空虚で寂しい。また、秋は紅葉、春は桜の名所として広く知られ、桜を通して望む三川合流点や男山の景観は素晴らしく、参詣する人に感動を与えてくれるそうです。
1)ツブラジイの巨木
 若山神社の境内にはツブラジイの巨木が自生しています。幹周りが2、5mを越える 42本が大阪府より平成14年1月天然記念物に指定されました。
大阪府自然環境保全地域に指定された当社の西側に広がるツブラジイ林は、自然林で有るため幹周りが2mを越えるものは余り見られません。これに対し境内の天然記念物に指定されたものは、人の手によって大切に守り育てられ大きく生育したものと思われ、保全地域のそれと対比出来る貴重なものです。

若山神社境内

若山神社桜祭りの飾り付け

材は建築材、器具材、椎茸原木などとする。樹皮より漁網の染料および渋をとる。種子は食用となる。樹木は庭園、公園、生垣、防火樹として植栽される。
2)小鳥神社
小鳥神社は、水無瀬神宮の北方約70mの地(広瀬2丁目)にあった。創建年月不詳である。社殿東に小池があり水が湧き出ていた。江戸時代東西29間(52.2m)の社地は除地で境内に本殿・拝殿・本地地蔵堂・末社として稲荷社・道祖社・鳥居があった。 昭和45年若山神社に移された。

3)百山稲荷神社
若山神社の南山麓、御獄教教会のある地(広瀬字船谷)にあったが、昭和35年積水化学研究所造成のため、百山から百山稲荷神社跡(セキスイ中央研究所北西)に移りまつられていた。
その後昭和45年若山神社に移る。

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