平成18年 2月 わがまち紹介
郡家新町
その1:"工場で野菜栽培:水気耕栽培(ハイポニカ)"
協和(株)ハイポニカ研修センターは、素盞鳴尊神社の北西約70mの所に大きなビニールハウスが見えてきます。 水気耕栽培(ハイポニカ)理論は、1963年 植物学者 野澤重雄氏が発見した画期的な栽培方法です。ひと粒のタネから1万3000個ものトマトを実らせ、「巨木トマト」として、"つくば博(科学EXPO '85)"でたいへんな話題になったことを思い出します。 最近は、家庭で手軽に出来るホームハイポニカを開発されるなど話題を呼んでいます。 今回、寒い冬場(2月)にトマトがいっぱいの栽培現場(野菜工場)を見学をします。 |
↑ 説明は、ハイポニカ販売部主任 土井修治氏にしていただき、
お忙しいなか本当に有難う御座いました。 従来の農業技術では人間が植物をコントロールして栽培をしようとしています。 一方ハイポニカでは、植物自体の潜在的生命力を最大限に発揮できるような 環境を与えてやることにより、飛躍的に生産量を上げようとしています。 この栽培方法は、野澤重雄先生が開発されたものです。植物学者で1913年生まれ。東京大学農学部農業土木科卒業。1982年科学技術功労者長官賞受賞。この年ハイポニカ(水気耕栽培法)トマトが筑波国際科学技術展覧会の日本政府館メイン展示に採用された。 |
↑ 1本のトマトから鈴なりになっているトマトを見て驚きました。 植物は土で育ちます。 母なる大地に抱かれて生物が存在すると考えられています。 このことは明白なことであり、きわめて当然のことです。 ハイポニカは、そうした常識を見直すことから出発しました。 その結果、生命には、今まで私たちが知らなかった 大きな生産力と生命力があることがわかったのです。 ↓植物にバランス良い水を提供する装置の説明を受ける 水には3大栄養素である、窒素・燐酸・カリ以外の要素を含め循環させています。 |
↑ 真心こめて育てられたおいしいトマトを皆で試食する。 ハイポニカは、農業の障害の一つに”土”があると考えました。 土が生命の発育を阻害する要因 ・空気を保持しにくい。 ・水分を均一に空気とバランスを取りながらの保持。 ・温度調節が困難である。 ・根の伸長に対して物理的な抵抗になる。(発育に対して大きな抵抗になる。) ハイポニカはこれらを改善した物です。 ← 野菜の栽培風景、パセリも試食する。 |