9月 わがまち紹介
""高槻の治水を考える:番田大樋と番田井路(その2/9)
高槻の地形
2. 高槻の地形 高槻市の南部にひろがる低地は、大阪平野の北東部を構成する淀川低地の一部でその大部分が標高10m以下の低湿地である。 高槻市域の沖積低地は、淀川低地の比較的上流部に位置するため、早い時期に形成されていたことになるが、淀川は三川(木津川・宇治川・桂川)合流点の上流に京都盆地を控えて、その運搬物の多くを落としてくるので、、山崎狭隘(きょうあい)部より下流ではすでに下流性の堆積層を示し、自然堤防の発達が悪く、デルタ的様相を示している。 図1 大阪平野とその周辺の地形区分 でその関係を示している。 丘陵地: 標高30〜200mの小起伏辺で高槻丘陵と総称する。 近年住宅地となって人工的改変が加えられています。 (南平台・松が岡、安岡寺地区) 台 地; 標高10〜30mの地形で富田台地と呼ばれている。 低 地: 標高10m以下の地域で市域南部に広がる低地。 芥川、桧川より淀川へ流入の堆積作用によって形成された沖積低地。 古来生産と居住の主要舞台となっている。 各人のお住まいが何処かを先ず見つけて、 その土地がどの地形に有るかを調べて下さい。 |
図1 大阪平野とその周辺の地形区分 |
図2 淀川低地の地形分類図 |
図2 淀川低地の地形分類図 は高槻市域を中心とする淀川低地の地形分布を示しています。
排水が悪くて低湿な後背湿地や洪水危険度の高い氾濫平野が広い面積を占めていることが注意される。 この低地内には、新幹線、東海道本線、阪急京都線や多数の道路、河川堤防といった線状地物が錯雑し、しかも都市化の進行に伴なって、大小さまざまな工場や住宅などの盛土が数多く無秩序に形成されてきたため、多くの排水条件不良な土地が生じている。 |