わがまち紹介
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8月 わがまち紹介
"清水の里:大冠浄水場(浄水管理センター)
おいしくて安全な水を!!(その4/5)
大冠浄水場の設備

 取水井 厳暑下で伊藤さんの説明を聞く
浄水場周辺の14本の井戸から地下約30〜180mの地下水をくみ上げます。
自己水源のほとんどが地下水であり、大冠浄水場で地下水を利用しています。 地下水は水質が良く、水道水の製造原価が安いことから、経営面において大変重要な水源、また、水量も安定しているため、渇水時においても大変有効な水源です。
なお、川久保・樫田両地区の簡易水道では、河川の表流水を利用しています。

 中央監視室
大冠浄水場は、昭和62、63年の大改造で浄配水施設の増強を行い、また、施設管理の充実をはかるため、中央管理棟を建設しました。
この中央管理棟では、24時間休みなく市内の取水井、ポンプ場、配水池などの水道施設の集中監視制御を行っています。この設備は平成13、14年度の継続工事で大規模な更新を行い、より安定かつ効率的な監視制御を行えるようになりました。
表流水については、原水を魚センサーでも常時監視されています。

 エアレーション設備 試験設備の前で
トリクロロエチレンなどの揮発性有機塩素化合物で汚染された水と100倍量の空気を有効に接触させることにより揮発性有機塩素化合物を低減除去する処理方法です。
昭和56年、大冠浄水場の原水(地下水)からトリクロロエチレンが検出された時、トリクロロエチレンの水道水質基準はまだ設定されていませんでしたが、独自の研究により全国に先駆けて開発した処理システムです。
本処理装置は昭和58年に完成し、低減除去を実施していましたが、さらに平成2年にシス-1,2-ジクロロエチレン、1,2-ジクロロエタンを加えた3物質を低減除去対象として施設を改良し、基準をはるかに下回った値で給水しています。

酸化槽
混和槽(着水井で入れた塩素と地下水を混ぜ合わせる槽)を通った水は、酸化槽に入る。
ここで地下水に含まれる鉄・マンガンを塩素により酸化させ取り除きやすくします。
高い塔は、稼働中のエアレーション設備です。

 急速ろ過機
酸化させた鉄・マンガンや小さなゴミ等を取り除きます。


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