7月 わがまち紹介
JT生命誌研究館
38億年の生命の歴史と生物間の関係を知り
自然の豊かさの本質を知ろう!!
(その2/2)
← 生命誌のお散歩 1F 年代を側面から見られるようにしたものです。 地球上に生命体が誕生して38億年。以来、多様な生物が生まれ、現在の豊かな生物界になりました。 38億年の時間を、17枚のガラス板の積層で表現し、一枚一枚に環境の変動や、6つの生物界を表す円を描きました。円の大きさは各生物界の種数を表しています。 多細胞生物の誕生、長い海中生活後の上陸、種の爆発、絶滅、……17枚通して見ると、生きものが過ごしてきた時間と盛衰を感じることができます。 |
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↓ 姫君の心、生きものの心 2Fギャラリー展示。平安時代の大納言の姫君は、毛虫が大好き。さまざまな虫を集めて名を調べている。 21世紀、DNAを基本とした生き物の研究に目を輝かせます。 ここでは、「蟲愛づる」から「生命(いのち)愛ずる」へとつながる絵物語を展示しています。 |
↑ DNAとは 何が、親から子へ伝わっていくのか。そしてそれはどのように働くのか。1950年代に入ってようやく遺伝子の本体は、デオキシリボ核酸、略してDNAとよばれる化学物質であることがわかってきました。 人間の遺伝子(DNA)の個々は解明されたようです。これらの反応の詳細なメカニズムを解明できれば、生命現象の根本を理解することができます。 多くのパネルや模型で、このDNAを説明しています。 |
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→ オサムシ研究はJT生命誌研究館行われました。 オサムシ研究は、オサムシという昆虫がどのように生まれ、どのように多様化してきたのか、その進化の道筋を探る研究です。 世界中の研究者、愛好家と協力して、世界のオサムシを採集しその一匹一匹のDNAを解析して、オサムシの系統樹を描きます。そこからは、思いもかけないことが分かったのです。 まず、虫の歴史と、地球の歴史が、見事に重なりました。系統樹から推定されるオサムシの分岐年代と、大陸移動など、地史の年代が一致するのです。小さな虫が、大きな地球の変動を教えてくれるとは・・・! |