6月 わがまち紹介
“阿武山に広がる”
《大阪薬科大学の薬用植物園》
(その9/10)
第二薬草植物園(その4)
← クリスマスローズ クリスマスローズの歴史はキリストが生まれる約300年前までさかのぼります。 古代ギリシャのパルテノン宮殿の近くではクリスマスローズが咲き、この地域一帯に分布していました。 クリスマスローズは冬咲き種(ヘレボラス・ニゲル)と春咲き種(ヘレボラス・オリエンタリス)に大別されます。 育て方は、自然の営みのローテーションを知ることです。 クリスマスローズの生育は、8月下旬から9月初旬に始まります。 自生地では広葉樹が葉を落とし、燦々と日光が注がれる頃に花を咲かせます。 |
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↓ オオボウシバナ 「大帽子花」 名前の由来:帽子花は花を包む包葉の形が帽子に似ているから。 ツユクサの大輪花 花の汁を採って友禅などの下絵用の表紙を作るために栽培されている。 万葉集にも歌われてきた、古くより私達の生活に密着していた植物で、染料として花が用いられたりしています。 滋賀県ではツユクサの栽培品種であるオオボウシバナを畑一面に栽培し、京友禅の下絵書きの染料の原料として供給をしています。 最近このオオボウシバナが人気を得たのは、この茎や葉っぱをお茶のように飲むと血糖値を下げることがわかってきたからです。 |
↑ ドクニンジン 葉が野菜のニンジンに似ていて、かつ、毒があるところからこの名前がついた。ソクラテスの死刑(毒殺)に用いられたのもこれだといわれている。 日本にはもともと野生のドクニンジンはないのだが、栽培されていたものが逃げ出し野生化したものが存在します。 ← アカバナ セイヨウ ノコギリソウ 葉がギザギザに裂けているところから名前が付けられています。 ノコギリソウの花言葉は「真心を持って・戦い・悲嘆を慰める・治療・指導」です。ノコギリソウは戦争の時などに、薬草として使われていたと言われています。 |
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→ キハダ その名の通り、黄色い肌を持つ樹です。 北海道・東北の方言シコロ。木材関係でもシコロ という。樹皮にコルク層が発達し、内皮は鮮黄色を呈する。心材は帯緑黄褐色。やや軽軟。家具、ことにクワの模擬材、建築内装、器具、薪炭などに使われる。樹皮の内側も黄色で、これを使って染料や薬を作る。ベルベリンなどのアルカロイドを含みすこぶる苦く、古くから胃腸薬として知られている。陀羅尼助、御百草、熊胆などが有名である。 また飛鳥時代からの染料で、布を黄色に染め、あるいは藍との交染で緑色 に染めた。 |