6月 わがまち紹介
“阿武山に広がる”
《大阪薬科大学の薬用植物園》
(その7/10)
第二薬草植物園(その2)
← ハンゲショウ “半夏生”とは夏至から 11 日目(7 月の 2 日頃)です。植物としての“半夏生”もこの頃に花をつけるからこの名前になりました。 別の説では,花に近い葉っぱの一部が白くなり花よりも目立つので,“半化粧”だともいわれます。 なお,“半夏”という漢方薬がありまして,それはカラスビシャク(烏柄杓)からとれるものです。カラスビシャクが生じる頃だから季節としての“半夏生”という命名があるというものです。 |
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↓ ドクダミ 別名『ジュウヤク(十薬)』 名前の由来はいくつかあり、まず「十の薬効を持つ」とか「十の毒を消す」という意味からきたというもの。また、ジュウヤク=重薬で、「重要な薬草であることからこの名がついた」という説、「たくさんの効果があるため、薬が重なったようだから」という説もある。 十薬は、主に乾燥させたドクダミを指し示します。十薬は、薬効は大きく分類すれば、利尿・緩下作用、血圧調整作用、毛細血管強化作用、消炎作用の4つの重要な作用があるため、万病にも対応していけるのです。 |
↑ ハアザミ 別名 アカンサス 葉がアザミに似ているため、ハアザミとも呼ばれています。 ギリシア・南ヨーロッパ等では、古くから愛され、その葉の模様は、古代ギリシアやロ―マの神殿の柱頭(コリント式)にみられ、アカンサスの葉飾りと呼ばれています。また、奈良時代、日本に伝来した花唐草文はアカンサス系の装飾で、正倉院の御物などでも見ることができます。 アカンサスの葉や根茎にはタンニンが含まれていることから、下痢止めや止血剤として用いられています。 |
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↑ ハナショウブ 別名:ショウブ(菖蒲) “いずれがあやめかきつばた”と言われますが,これにハナショウブが加わると,見分けはいっそう難しくなる。ハナショウブは花が大きいことや,色は紫(青紫,赤紫)や白が多いとのこと。「見分けられますか?。」 → ウコン カレーの黄色い色はウコンの色素です。昔は沢庵の色づけに使用した。 肝臓病は、ウコンに含まれる成分の“クルクミン”には解毒作用があり、肝機能の強化C型肝炎等の各種肝臓病予防を行う効果があります。 |