6月 わがまち紹介
“阿武山に広がる”
《大阪薬科大学の薬用植物園》
(その6/10)
第二薬草植物園(その1)
← ダイヤーズ カモミール カモミールはギリシャ語で「地上のリンゴ」といわれ、ハーブの1種です。 カモミール・ダイヤーズは染物屋さんのことで、染料として使われる鮮やかな黄色です。 染色に使う黄色の染色液、ミョウバンで明るい黄色、鉄でオリーブ色に染まります。 花の時期も長いので花壇に植えても楽しめます。 お花は3分咲きでドライにするとドライフラワーになります。 「夏」を代表する花の一つです。 |
||
→ カザグルマ「風車」の実です。
落葉つる性植物ですが,庭などによく植えられます。 花弁はなく,花弁のように見えるのは萼片です。テッセンやクレマチスとよく似ています。風車は萼片が 8 枚であるのに対し,テッセンやクレマチスは 6 枚のものが多い。 ↓ シャクヤク「芍薬」 美人の形容に「立てば芍薬,座れば牡丹,歩く姿は百合の花」というのがありますね。 ボタン(牡丹)とシャクヤク(芍薬)は並べてみるとはっきり違います。違いはいろいろありますが,ボタンは「木」,シャクヤクは「草」です。 |
↑ ウマノスズクサ「馬の鈴草」 愉快な名前の植物です。熟した果実が球形で馬の首にかける鈴に似ていることから名前が付けられました。 写真は、ウマノスズクサの花です。なぜこんな不思議な形をしているのでしょうか。筒の部分は細く曲っています。また内側には奥を向いて毛が生えています。マムシグサの雄株にあるような昆虫の脱出口は見当たりません。どうやら内部には小さな昆虫しか入れず、一たび入ると脱出は困難のようです。両性花であり中で昆虫が動き回ることで受粉が促されるのでしょう。 |
|
→ カキ「柿」 「柿が赤くなると医者が青くなる」と昔からよく言われています。 カキには、ビタミンC・ブドウ糖や果糖・ビタミンA/Bなどの栄養素やミネラル なども含まれ、栄養的にとても充実した果実なのです。 カキの果肉は体を冷やす特性をもっているので、熱があるときや、酔ったときに良いといわれます。 また、カキの葉にビタニンを大量に含み、「青葉のころカキの木にもたれるだけで健康になれる」といわれるほどです。 |