わがまち紹介
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6月 わがまち紹介
“阿武山に広がる”

《大阪薬科大学の薬用植物園》
(その3/10)

温室(その1/2)

← テンチャ「甜茶」
「青い葉っぱを噛んでみましたか。」葉に甘みがあり、お茶や料理に使用されます。
古くから食欲増進、糖尿症、高血圧、去痰、咳止め、解熱のために飲まれてきました。
最近、花粉症に効くとして注目されているのは、甜茶と言っても実際には4種類あり、この中の「甜葉懸鈎子」です。甜茶プリフェノールが含まれているのが、この種類だけだからです。バラ科の甜茶に含まれているこの成分が、かゆみや鼻水などの症状を引き起こす、ヒスタミンなどの科学物質を抑制してくれるのです。

→ クダモノトケイソウ「果物時計草」
別名:パッションフルーツ 温室の上の方で咲いていましたよ。
 情熱の果実かと思ったら、本当はキリストの受難を表す花なんだそうです。
今は果物屋に売ってあります。冷やして半分に切ってスプーンですくって食べると、いくつでも食べられそうです。
トケイソウという名前は、この仲間の3つに分かれためしべの先が時計の針のようだからです。
本当に良い名前ですね。

↑ ハマユウ「浜木綿」
ハマユウという名前は、本名ではなく、本当の名前は,ハマオモトといい[浜万年青]と表記するそうです。
葉が厚くオモト(万年青)に似ているのでハマオモト(浜万年青)とも呼ばれます。花は細長くグシャグシャッとなっています。
(6月16日には花のつぼみと最盛期が見られラッキーでした) 木綿という形容はその花の様子をいうのではなく,葉の付け根の辺りの白い葉鞘が幾重にも重なっているところが祭礼用の幣(ぬさ)に似ているからということのようです。

← ベニヒモノキ「紅紐の木」
長い紐状の赤い花房がいくつもたれ下がるのが特長です。沖縄では垣根として普通に栽培されているアカリファと同じ仲間です。

→ バニラ
アイスクリームやケーキの香りづけに使います。
植物園では実を触るとバニラの香りが手一杯に広がり嬉しくなります。
香料は、ドリンク、デザートやお菓子作りには欠かせない物ですね。


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