5月 わがまち紹介
“高槻の自然をしろう!!”
芥川緑地資料館、芥川、あくあぴあ芥川
(その5/6)
高槻市の自然について(2/2)
No. | 内 容 | ||
---|---|---|---|
4. | 自然 | ||
○芥川に生息する淡水魚 42種類(日本に約500種) ○高槻市に生息する野鳥 209種類(日本に536種) ○高槻市に生息する昆虫 約3万種類(日本に約10万種) ○高槻市の生息する植物 約1,300種類(日本に約4、600種) | |||
淡水魚 |
○昔からいる淡水魚は37種類 ○新しく入ってきた淡水魚は11種類 ニジマス、アマゴ、タイリクバラタナゴ、カダヤシ、カムルチー、オオクチバシ、ブルーギル、ヌマチチブ、タウナギ、ブラウントラスト、イワナ、 ○絶滅した淡水魚は6種 スナヤツメ、ウグイ、ツチフキ、アブラボテ、ホトケドジョウ、カジカ、 ○メダカ 平成11年度の調査では、山間部の水田と淀川付近の水路に集中してわずか14ヶ所でしか確認出来なかった。 減少した主な原因としては、新しいく入ってきたカダヤシとの生存競争に負けたことと、生息していた水田が機械科されたために、冬に水を溜めなくなったことが考えられる。 ○芥川で増えている魚 カワムツB型(全体の44%)とオイカワとカワヨシノボリの3種類。 オイカワは河川改修で川底が砂地になり、他の魚より生息に適しているらしく、生息範囲を下流から中流にかけて分布を拡げつつある。 | ||
野鳥 |
○日本に生息する野鳥は約500種類で、約5分の2にあたる200種類を見ることができます。 芥川には冬になると多くのカモ類のほか、冬の使者であるユリカモメが多数やって来ます。 皇居の子育てで有名なカルガモも芥川や池に沢山住んでいます。 水辺で見られるセグロセキレイは、日本の固有種で、外国で見られないものです。 ○都市鳥 ヒヨドリ・キジバト・ムクドリ等のように、本来郊外の林や森林に生活していた鳥が、都市環境に適合して生活している。 理由としてはエサが豊富で天敵がいない。巣をつくる場所や子育てに適した環境である。 | ||
昆虫 |
○市内に生息する約3万種類のうち、現在、約2千点を標本資料として収集している。 昆虫の多くは約1mm以下の大きさが一般的で、人間の目にとまるものは全体の100分の1程度である。 私達の身近に見られる蝶や蟻も、府下で約100種類が生息しているが、普通に見られる のは僅か10種類程度です。 花の蜜を吸っているミツバチをよく見かけますが、飼育されているセイヨウミツバチではなく野生の日本ミツバチが大部分です。 | ||
植物 |
高槻市の市民の木は、「けやき」、市民の花は「うのはな」。 あくあぴあ芥川周辺でも樹木を除いて71種の草花が分布している。すぐ北側の摂津峡付近では、シダ類以外で450種が知られている。 ★帰化植物(最近は外来種・移入種と呼ぶようになった) 現在、私たちの身近で見る植物の80%は帰化植物であろうと言われており、約800種が知られています。 時期別に見ると、弥生時代の稲作開始に伴って入ってきた「史前帰化植物」や奈良時代以降大陸との交流によって持ち込まれた物の他、江戸時代末か日本に入り込んだ植物等に分けられます。 史前帰化植物(弥生時代の稲作文化に伴って入ってきたもの) タカサブロウ、イヌタデ、ヨモギ、エノコログサ 古代の帰化植物(遣唐使などの交流に伴って入ってきたのも) ヒガシバナ、ジャガ、ハマダイコン、 帰化植物 大豆やトウモロコシの輸入に伴って、雑草の種子が混入して広がったもの。 ヨーロッパ産が最も多く、次いで北アメリカ産や南アメリカ産となる。 外国に進出した植物 クズ、オカトラノオ、イノバラ 免出帰化植物(観賞用植物が逃げ出したもの) アサガオ、オシロイバナ ○ドングリ 約18種。落葉樹が6種、常緑樹が12種。 山里などの身近なものとしては、クヌギ、アベマキ、コナラ類。 街路樹や公園に、常緑のアラカシ、シラカシ、マテバシイが多く利用されており、生け垣 などにもウバメガシが植えられている。 渋の少ないドングリ(タンニン含有量2%以下) スダジイ、ツブラジイ、マテバシイ、シルブカガシ、イチガシ、 渋の多いドングリ(タンニン含有量4%以上) ミズナラ、コナラ、シラカシ、アラカシ、 | ||
参考資料 |
○「摂津の自然」大阪市立自然史博物館 昭和58年9月9日発行 ○「猪名川野草教室」野草環境教育研究会 平成13年5月31日発行 ○「花あるきガイド」NPO大阪植物観察会 平成13年6月25日発行 |