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“ ふきの佃煮 ”
白いご飯によく合います

蕗/ふき
 ふきのつぼみは、ふきのとうで知られ、ふきは、葉と葉柄(ようへい)を食用にします。 十世紀以前から日本では栽培されていたと言われていて、同時に野生種も利用されていました。
春一番に出てくるフキのツボミがフキノトウです。
期待される効能/効果/効用
 野菜の中では水分が多く、そのため栄養素は限られてきます。
多い栄養素といえば、カリウムやマンガンなどで、 カリウムは、余分なナトリウムを体外へ排泄促進しますので、 高血圧症状の改善に役立つと言われています。
マンガンは、大人の体で凡そ二十ミリグラム程度含有されていて、中でも特に肝臓や膵臓、毛髪といった箇所に多く含まれています。
主に肝臓や骨の酵素の働きを活性化させる役割を持ち、骨の生成を促すと言われています。 不足すると、骨の発育が悪くなったり、運動失調を引き起こすと言われています。
ふきの苦味が胃のもたれを癒といわれ、またフキノール酸が花粉症に効くとのことです。
材料 
 ふき700g
 しょうゆ120CC
 さとう70g
 酢30CC
 みりん30CC
 日本酒30CC
 実山椒30g
 細切り塩昆布30g

作り方 
1. ふきはケバが多い場合はタワシでていねいに洗い4センチ長さに切り揃える。
(皮はむかなくて良い)
2. たっぷりの湯に少し塩を入れて10分ほどゆで、水にとり、1時間ほどさらして アクをぬく。
3. 実山椒は塩を少し入れた湯でサッと茹でておく。
4. 鍋にふき、しょうゆ、砂糖、酢、みりん、日本酒を入れ、中火で煮立ててから弱火にして ゆっくり煮詰める。私の場合、圧力鍋を使いました。圧力鍋で10分ほど煮てから 火を止めて圧を落としてふきの柔らかさをみて、堅いようならもう一度同じようにします 実山椒と塩昆布を入れて、時々鍋をゆすって焦げつかないように気をつけながら煮汁が なくなるまで煮る。
普通の鍋ですと2時間位ゆっくりたきあげます。
ごはんに良く合う美味しい佃煮です。
今の時期、実山椒を多めに買って、サッと茹でて冷凍しておくと煮魚に入れたり、ちりめん山椒を作ったりと重宝します。
記 大岡 津奈子  

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