「ヤーコン」はキク科の多年生草木で、原産地は南米アンデスの高地地方です。 ヤーコンの塊根(芋)は食用に利用されます。 塊根(芋)には水分が多く含まれ、シャキッとした食感で、収穫して1ケ月ほど囲っておくとほんのりとした甘味が出てきて、サラダのように生で食べられます。原産地の古代インカでは果物のように利用されていたそうです。 現在でも現地では、芋は食用に、若葉はスープやサラダに、、茎と葉はお茶の素材の一つとして使われているそうです。 ヤーコン茶は、ダイエット効果、糖尿病改善効果、高血圧や便秘に効くお茶としても知られています。 【ヤーコン茶の効能】 ペルーではインカ帝国の時代から健康茶として飲まれ、不老・長寿の茶ともいわれました。また、ヤーコン茶は利尿効果にすぐれ、肌を美しくすべすべにすると報告されています。 ヤーコン茶のもう一つの健康効果として注目されているのは、脂肪の代謝改善作用です。 【ヤーコン茶作り方】 ヤー コン茶の作り方はとても簡単です。一度でも霜にあいますとヤーコン葉は黒く変色しますので、大阪地区では11月下旬には採取しましょう。 ヤーコ ン葉の枯れ葉を取り除き、地上から30cm付近からヤーコンの茎を切断し水洗いし、ドライフラワーのように逆さにして吊るし乾燥させます。 乾燥終了後、ヤーコン葉を手でしごきますと、ヤーコン葉が粉々になり出来上がりです。 この様にヤーコン茶の作り方は簡単なのですが、乾燥中に雨がかからない所で十分乾燥させます。 |
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【ヤーコン茶の飲み方】 1)番茶(麦茶)+ヤーコン葉をスプーン1杯(約1.5g)をお茶パックに入れます。(1日分) 2)ヤカンに水2リットル(1日分)入れ、沸騰しましたら、1)のお茶パック1包をヤカンに入れ3分間煮出し、15分くらい放置しましたらお茶パックを取り出します。(葉を入れたままにしますと苦くなります) 3)濃さは紅茶色です。(保管はポットか冷蔵庫で) 記 大岡 津奈子 |
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ヤーコン畑 |
ヤーコンの塊根(芋) |
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ヤーコンの葉 |
乾燥ヤーコン葉 |
ヤーコン茶 |
ヤーコンの料理は、「ヤーコンのキンピラ」をご覧下さい。 |