Home Pageへ
“ 教室の黒板 ”
先日の新聞の記事に電子黒板を導入するとか。
黒板からチョーク(白墨)が消えるらしい。
小学校入学以来、黒板の思い出は沢山あります。
朝、教室に入ると日付と日直当番の名前が書いてありました。
授業が始まると、先生によっては黒板一杯に書かれる方。
要点だけ書かれる方。
特に算数、数学は黒板の隅から隅まで、むつかしい数式が書かれてノートに写すのが大変でした。
先生によってそれぞれ特徴があり、きちっと楷書で書いて下さる方。
失礼だけれど、大ざっぱな字や、小さい字で書かれる先生。
でも、とにかく読解しなければとノートに写す。
その上、先生の講義を聞くことに全神経を集中していました、がその割には成績が上がらない。
よ〜く考えて今反省してみれば、先生が黒板に書いていらっしゃる時に、こそこそと隣や前後の級友との手紙のやりとり
(先生が児童・生徒達に背を向けておられるからそのスキを狙って、・・・)
をしました。
結構スリルがあったな!!。
でも先生は雰囲気を探知されて振り向かれ、「コラッ!!」チョークが飛んで来ました。
1時間(45分〜50分だったでしょうか)の授業が終わる毎に、黒板のまわりや先生の洋服にも白い粉がついていました。
日直当番は黒板消しについたチョークの粉を窓から外を向いて棒で叩き粉を落としていました。
導入される電子黒板ってよく知りませんが、
“おそらく昔の教室の様な真剣さとユーモアがある雰囲気の教室でなくなるのかな?。”
と思えば何だか淋しい。
でも先生達の温かな心で教室の雰囲気は満たされるでしょう。
文責 山本 矩子
このページの先頭へ戻る