平成24年度「かおる会」
近況報告
第2期 木子 房二郎 ![]() 検査項目の中、6年前にPSA値(前立腺がんの判断指標)が少し高くなっていると言われ、診断結果に信頼のおける生検を薦められた(3乃至4日入院)。 うずら卵の一回り大きい体積(20cc)の前立腺に超音波探傷で位置を確認し、径:1mmの針で細胞を採取しながら16ケ処、顕微鏡判定結果は異常なし、その後、3ケ月毎にPSA検査、6年間で4回、刺された針は累計70本、異常なし、Scuba-DiveもOKで、内外の海を潜り歩き満喫した。 こんな検査を続けていてもと、業を煮やし何度も医者に他の方法はないのか、検査レベルはこの程度かと迫った。 MRI,CT、による各臓器の縦横の断層撮影、RI(骨シンチ)のフイルムを見て仰天した。A4位のフイルム数枚に全身の骸骨がずらりと並びシヤウカッセンの光に浮かび髑髏(どくろ)の目が俺を見つめているではないか、不思議な感覚を覚えた。 結果は、体力に自信があるなら何をやっても良いだが、「もうすぐ80歳だからなあ!」長寿の心得に曰く、 「80歳でお迎えの来た時は、なんのまだまだ役に立つと云へ」とある。 人間は生身、何時、何が起こるか判らない。天命の赴くままに人生を楽しみましょう。 2012年10月19日 |